概要
『ガメラ2』のメインの敵のマザーレギオンの成長途中の段階であり、「幼体」または「亜成体」と呼ばれる。
この形態では成長後と比べて体躯やサイズが小さいが強力な翅を持ち、マッハ1で飛行可能できる。この段階でエッグチャンバーにソルジャーレギオンを有しているのかは不明だが、この状態で出産できるのならばソルジャーレギオンの軍団と共に飛行戦略を取ることができるということになる。また、「マイクロ波シェル」や「干渉波クロー」などが使用できるのかは不明だが、ソルジャーレギオンの事例から推測すると少なくともマイクロ波や電磁波を使った何らかの特殊能力が使用可能だと思われる。
ただし、この飛行能力ではガメラや人間の誘導兵器には太刀打ちできず、劇中では津軽海峡の上空で自衛隊のF-15Jのミサイルに撃墜され、翅が後に漂着して回収された。
余談
- 「幼体」という名称は『てれびくんデラックス愛蔵版:ガメラ2超全集』に、「亜成体」は劇場で配布されたパンフレットにそれぞれ記載されている。
- 自衛隊のミサイルに撃墜されるという構図は前作にてガメラに対しても見られた。
- 当初の予定では、完成版に見られなかったいくつかの能力を持っており、亜成体レギオンもEMPで自衛隊のジェット機を海上でEMPで墜落させるとされていた。平成ガメラ3部作が大人の事情で自衛隊機が撃墜されないというのは有名な話である。
- こちらでは、津軽海峡ではなくて奥羽山脈で翅が発見されたとされる。また、成体でも飛行が可能ともされていた。