概要
南アフリカ共和国の中に位置する内陸国。首都はマセル。総人口は2023年現在約220万人で、国土は約3万平方キロメートルと日本の九州より小さい。
国土のほとんどが山地で標高1500mを越えており、「天空の王国」と呼ばれる程の絶景が広がっている。
しかし発展途上国の中でも特に経済発展が遅れている「後発開発途上国」の一つに含まれており、国民の6割以上が貧困層と言われている。更には成人の4人に1人がHIV感染者で、平均寿命は50歳である。
1868年よりイギリスの保護領となっていたが、1966年にモショエショエ2世を国王、レアブア・ジョナサンを初代首相とする立憲君主国家として独立する。
しかし1970年の総選挙で敗北したジョナサンが辞任を拒否、クーデターを起こし野党指導者を投獄し独裁体制を打ち立てた。その後1986年の軍事クーデターでジョナサン政権は崩壊したものの、その後もクーデターが続き政治体制は不安定なものとなっている。