概要
メディアミックス作品『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズのアプリゲーム版の実装3番目の育成モードのシナリオである『Make a new track!! ~クライマックス開幕~』では、レースの出場報酬として貰えるコインでウマ娘の強化・回復アイテムを購入する事ができる。
この「ロイヤルビタージュース」は体力回復アイテムの一つで、その効果は事実上の全回復となりやすい「+100」である。
体力ギリギリまでの出走とトレーニングができる同シナリオでは極めて強力なアイテムとなるが、以下のデメリットもある。
- 入手方法が「3か月(6ターン)毎に行われるショップの品替え」又は「レース勝利時にたまに発生する商品追加イベント」でショップにランダムに追加される商品の中に運良く含まれている場合しかなく、さらにアイコンの枠が金色となっている出現率が低いレア枠アイテムなので入手の機会が少ない。
- 見た目が青汁の「ビター」な飲料を強調したからなのか、「やる気が-1」の副作用的な効果がある。
この二つのデメリットから、ステータス上の実効果と多くのトレーナー自身が少なからず負うであろうメンタルのダメージのケアを兼ねて、「やる気+1」の効果を持つアイテムの「カップケーキ」を合わせるのが定番となっている。
名前と見た目から、原材料は青汁では定番のケールやモロヘイヤ類と、ローヤルゼリー(ミツバチが女王バチになる幼虫にだけ与える物質)などであると推測される。
ちなみにローヤルゼリー自体に甘味は無く、また通常の蜂蜜を加えた青汁そのものはよく市販されている。
反響
既に述べた通り『Make a new track』はオーバーワークの悪影響をアイテムで補えるのでハルウララ金策ばりのブラック育成が可能なのだが、そこにきて「青汁のような大回復アイテムも存在する」ときたものだから、当然のようにネタにされることとなった(特に甘味好きな彼女と野菜嫌いな彼女)。
「極限まで削ぎ落とした体に、鬼が宿る。」を再現するなら、必須アイテムであろう。
トラウマにならないのかは疑問である…
2023年2月には、アプリリリース2周年を記念してセブンイレブンとのコラボレーションを開催したが、その中にはロイヤルビタージュースを再現したドリンクもあった。
絵柄はメジロマックイーン・ナリタブライアン・シンボリルドルフ・タマモクロスの4種類。
味の方はケール多め果汁少なめといった具合。飲んだ人の感想としては「思ったより飲みやすい」と概ね好評だが、「果汁が青臭さを引き立ててる」「微妙にやる気が無くなる」「これでもロイヤルビタージューステイストだから本物はもっとすごいのだろうな」といった声もあった。
余談
スピンオフのビデオゲーム作品『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』内のミニゲーム『ゴルシちゃんの大冒険Ⅱ』のストーリーにおいて、ケール博士なるものがマックイーンを攫ったというくだりがある。
ケールは先述の通り緑色の野菜ジュースの原材料の代表格であるため、ロイヤルビタージュースとの関係を推測するユーザーもいた模様。
関連タグ
ハイポーション…ゲームの方のやつではなく、ニコニコ創世記にウマ娘世界ではUMAとしか説明できない被り物された方が作っていた例のアレ。ダメ、絶対。
似たような飲料
乾汁…漫画『テニスの王子様』に登場する、乾貞治特製のジュース。劇物。
なお、乾を演じる津田健次郎は前々からウマ娘にナレーターとしてゲスト出演していたが、本アイテムが登場した第3シナリオでは正式に就任しているのは何の因果なのか…
クスハ汁…『スーパーロボット大戦』シリーズ(主にαとOG系列)に登場するクスハ・ミズハ特製の栄養ドリンク。効果は確かだが、特別な訓練を受けた者以外は悉く意識を刈り取られる代物。