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概要編集

ロキシー・ミュージック(Roxy Music)はイギリスロック・バンド

グラム・ロック期に前衛的で奔放な音楽性で注目を集めたが、1978年の再結成後はブライアン・フェリーの趣味が前面に出た優雅でポップなものへ変わっていった。


略歴編集

1970年、ブライアン・フェリーはキング・クリムゾンのヴォーカリスト募集に応募したが不合格。しかし、見どころがあると感じたロバート・フリップが自分の所属事務所(EG)に紹介した事でプロへの道が開かれた。

1971年、フェリーのいたグループに雑誌広告をみて応募してきたメンバーが加わってロキシー・ミュージックが結成され、EGとマネジメント契約を結ぶ。下積みもなくいきなりデビューすることとなった。


1972年、1stアルバム「ロキシー・ミュージック」を発表。ジャケット写真のモデルは元ボンドガールカリ=アン・ミュラー。1stシングル「ヴァージニア・プレイン」が全英4位のヒットとなる。フェリーやブライアン・イーノのファッションから、彼らも当時流行中のグラム・ロックの一派と見做された。

1973年、3月にアルバム「フォー・ユア・プレジャー」が発表され、イーノが脱退した。ジャケット写真のモデルはブライアン・フェリーの恋人だったアマンダ・レア。11月にアルバム「ストランデッド」を発表。ジャケット写真のモデルはこの年のプレイメイト・オブ・ザ・イヤーだったマリリン・コール

1974年、アルバム「カントリー・ライフ」を発表。ジャケット写真がわいせつであると物議を呼び、検閲が入った国もあった。モデルはCANのギタリストのミヒャエル・カローリの恋人と妹。ビルボード(アメリカ)のアルバム・チャートで初めてトップ40入りする。

1975年、アルバム「サイレン」を発表。ジャケット写真のモデルはブライアン・フェリーの恋人だったジェリー・ホール。シングル・カットされた「恋はドラッグ」が全英2位、全米30位のヒットを記録。しかし、ツアー終了後にロキシー・ミュージックは解散。

フェリーは1976年から1977年にかけてソロ・アルバムで「レッツ・スティック・トゥゲザー」、「東京ジョー」(1997年に木村拓哉主演のテレビドラマ『ギフト』の主題歌として使用される)などの代表曲を発表し、1977年には来日を果たした。

1978年、ロキシー・ミュージックが再結成されるが、解散前と比べフェリーのソロ・プロジェクト的な度合いが高まっていた。

1979年、アルバム「マニフェスト」を発表。日本公演のため初来日。

1980年、アルバム「フレッシュ・アンド・ブラッド」を発表。全英アルバムチャート1位を記録。

1980年12月8日に凶弾に倒れたジョン・レノンを追悼するため、1981年にレノンのカバー曲「ジェラス・ガイ」をシングルとして発表。このカバーはヒットし、ロキシー・ミュージック唯一の全英1位を記録したシングルとなった。

1982年、アルバム「アヴァロン」を発表。全英アルバムチャート1位を記録。シングル・カットされた「夜に抱かれて」が全英6位のヒットとなる。

1983年、ワールド・ツアー終了後、ロキシー・ミュージックは解散。

その後、何度か一時的に再結成されている。


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洋楽 ロック グラム・ロック

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