ローフス・ミシュ
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ろーふすみしゅ
武装親衛隊LSSAH隊員。第1SS装甲師団LSSAH配属から総統護衛、総統地下壕最後の生存者になるなど、数奇な人生を生きた。
1917年7/29生まれ。
ドイツ帝国オーバーシュレージエン地方のオペルン近郊のアルト=シャルコヴィッツ(現ポーランド領)に生まれる。
父親はW.W.1に出征し、彼が生まれる2時間前に戦傷により死亡した。
母親も2歳の時に死去して孤児となり、ベルリンで祖父母や叔母に育てられる。
はじめペンキ職人となるが、1937年に武装親衛隊に志願して入隊。
LSSAH(ライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラー連隊)に配属される。
入隊後の活動・実績が評価され、総統の護衛を担当するようになる。
大戦末期は総統と共に地下壕に滞在し、総統自害後の1945年5月1日まで地下壕に残る。
ヨーゼフ・ゲッベルスにより退去が命じられ、のちにソ連軍の捕虜となる。最終階級は曹長。
ドイツへの帰国後は、画家として生活していくことになる。2013年9月5日死去。
大戦末期に総統が自害するまで総統地下壕に滞在していたことから「ヒトラー~最期の12日間~」にも登場。同作を題材にしたMAD「総統閣下シリーズ」にもまれに登場する。例のシーンで総統閣下の怒号を廊下で聞いているひとり。
とはいえナチスの重鎮でもなければ国防軍の高官でもない彼にはさほど目立った出番はなく、ヴィルヘルム・ブルクドルフらのヤケ酒に付き合わされていたことと、マルティン・ボルマンにヘルマン・ゲーリングから送られてきた電文を渡すくらいである。
ちなみにミシュ本人は映画については関係者が全く自分のところに取材に来なかったことを上げつつ「描写が大げさすぎる。あんなには飲んでいない」と批判していたらしい。