概要
ドイツ第三帝国時代の武装親衛隊で使われた師団および師団章の一覧。
一般的には、ドイツ第三帝国時代(ナチス政権下)の「親衛隊」「武装親衛隊」のイメージは、純血主義(アーリア人至上主義)に基づいて、ドイツ人やドイツ系外国人のみで構成されていると思われることもあるが、殊に武装親衛隊においては、占領した国や地域から志願兵を募っていたこともあり、多国籍軍の様相を呈した人種の坩堝と化していた。フランス人師団やムスリム師団、ナチスが忌み嫌っていた筈のスラヴ系で構成された師団などがあった(抵抗するための戦力を削ぐ意図もあったと思われる)。
他には、警察官で構成された師団と犯罪者で構成された師団などが存在した(もうなんでもあり)。
「民族」や「純血」をやたらと唱えていた伍長殿や全国指導者は、党員や国民にどのように説明する気だったのか、公式な発表がされる前に“帝国“が崩壊したため、永遠の謎である。(100年はおろか、11年しか保たなかった…1,000年とか豪語してましたよね…)
師団(38師団)
有名な師団
第1SS装甲師団 | 第2SS装甲師団 |
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ライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラ- | ダス・ライヒ |
総統直轄(師団長はいる) | |
第3SS装甲師団 | 第5SS装甲師団 |
トーテンコップ(髑髏師団) | ヴィーキング |
収容所職員で構成 | 武装SS初の外国人部隊 |
第9SS装甲師団 | 第10SS装甲師団 |
ホーエンシュタウヘン | フルンツベルグ |
後のノーベル賞受賞者が所属 | |
第12SS装甲師団 | SS第17装甲擲弾兵師団 |
ヒトラーユーゲント | ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン |
青少年で構成 | 米軍と共闘した一部国防軍と対決(イッタ-城の戦い) |
第33SS武装擲弾兵師団 | 第36SS武装擲弾兵師団 |
シャルルマーニュ | ——————— |
武装SSフランス人部隊 | 犯罪者で構成 |
上記以外の師団
第4SS警察装甲擲弾兵師団 | 第6SS山岳師団 | 第7SS義勇山岳師団 |
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——————— | ノルト | プリンツ・オイゲン |
第8SS騎兵師団 | 第11SS義勇装甲擲弾兵師団 | 第13SS武装山岳師団 |
フロリアン・ガイエル | ノルトラント | ハンジャール |
第14SS武装擲弾兵師団 | 第15SS武装擲弾兵師団 | 第16SS装甲擲弾兵師団 |
ガリーツィエン | (ラトビア第1) | ライヒスフューラー・SS |
第18SS義勇装甲擲弾兵師団 | 第19SS武装擲弾兵師団 | 第20SS武装擲弾兵師団 |
ホルスト・ヴェッセル | (ラトビア第2) | (エストニア第1) |
第21SS武装山岳師団 | 第22SS義勇騎兵師団 | 第23SS武装山岳師団 |
スカンデルベク | ——————— | カマ |
第23SS義勇装甲擲弾兵師団 | 第24SS武装山岳猟兵師団 | 第25SS武装擲弾兵師団 |
ネーデルラント | ——————— | フニャディ |
第26SS武装擲弾兵師団 | 第27SS義勇擲弾兵師団 | 第28SS義勇擲弾兵師団 |
(ハンガリー第2) | ランゲマルク | ヴァロニェン |
第29SS武装擲弾兵師団 | 第30SS武装擲弾兵師団 | 第31SS義勇擲弾兵師団 |
——————— | ——————— | ——————— |
第32SS義勇擲弾兵師団 | 第34SS義勇擲弾兵師団 | 第35SS警察擲弾兵師団 |
1月30日 | ラントシュト-ム・ネ-デルラント | ——————— |
第37SS義勇騎兵師団 | 第38SS擲弾兵師団 | |
——————— | ニーベルンゲン | |