概要
第三特殊戦略研究所に保管されていた、対異星人用の試作機動兵器。デザインは清水栄一氏。
第1話において主人公(叢雲総司または如月千歳)がパイロットとして乗り込むことになる。
既存の機体フレームにあり合わせの装備を付けた急造の機体で機体バランスは劣悪。パイロットの負荷や各種パーツの耐久性等の問題を抱えており、機体の完成度としてはかなり低い状態である。パイロットからは「空飛ぶ武器庫」や「武器に手足が生えた機体」、果ては「失敗作」と酷評されるほど。これだけの問題を抱えた欠陥機の本機が実戦投入できるのは、搭載された制御OS「システム99」の優秀さのおかげである。
武装は電磁加速砲「月光」、可変速粒子砲「旋風」、大口径陽電子衝撃砲「迅雷」などを装備している。
また、修理装置を内蔵しており、後方支援も行える。
反面、もともと劣悪な機体バランスをこれ以上悪化させないためか、各部に負担を強いる格闘武器を一切装備しておらず、射撃戦に特化した機体である(似たような機体にベルゼルートがあるが、こちらはビームをしなる刃のように展開可能な銃器を装備している)。
ゲームのユニットとして
劣悪な機体バランスとは何だったのかと言わんばかりの高めの運動性および装甲を備えており、おまけに盾持ちな上に修理装置まで備えている至れり尽くせりの機体。武装も遠近Pとそつなくそろえており、EN制・弾数制の使い分けによって高い継戦能力も発揮する。
死角がない万能さを持つ反面、火力はやや控えめであり、ある程度武器改造しなければ討ち漏らしを出してしまう事も。
パイロットに弾数の最大値を増やすスキル『Bセーブ』やENの消費を抑えるスキル『Eセーブ』を取得させて継続戦闘能力を伸ばす方針のプレイヤーは「最強武器は弾数制、雑魚を蹴散らすのに適した武器はEN制」という特徴を元に行うほうがいいだろう。
ちなみに男主人公と女主人公での相違点は、前者のほうがパイロットステータスは高く、後者は精神コマンドのSP最大値で勝る。
デフォルトの誕生日の星座と血液型を変更して精神コマンドを変えうるならば、女主人公が奨められる。
終盤に条件を満たすとサブ主人公が搭乗する改修型のヴァングレイⅡを入手できる。
見た目は全く変わらないが内装の80%が新規パーツに交換されたため、機体性能や攻撃力が一回り上昇している。
しかし強化されているとはいえ参戦が終盤も終盤なうえに修理装置も無くなっているため、使うには相当の梃入れが無ければ厳しい。
ちなみに条件を満たさなくても登場だけはするので、入手しなくてもロボット大図鑑には登録される。
関連項目
スーパーロボット大戦V 叢雲総司 如月千歳 ナイン(スパロボV)
Q:機動兵器にとって必要なものはなんですか?
ネタバレ注意
機体名の「ヴァング」とは超文明ガーディムの言葉で「希望」を意味する。