※宮水三葉本人についての詳しい説明は当該記事を参照のこと
概要
辺境の田舎町(糸守町)に住む女子高生の宮水三葉は、ひょんなことから都会に住む男子高校生の立花瀧と人格が不定期に入れ替わるという奇妙な現象に巻き込まれ、それに対してスマートフォンのメモ機能や身体・ノートへの落書きを駆使して互いにルールを決め合うことでなんとかそれをやり過ごそうとするのだが…
瀧が定めたルール
- 無駄遣い禁止だって前も言ったよな?
- 学校・バイトに遅刻するな、いいかげん道を覚えろ
- 訛るな
- お前こっそり風呂入ってない?なんかシャンプーの香りが……
- 司とベタベタするな誤解されるだろアホ
- 奥寺先輩と馴れ馴れしくするな頼むから
しかし、瀧の心配も空しく、三葉は以下のようなとどまることを知らない暴挙を重ねることに…
※ただし瀧と違い、外伝小説も含めて劇中で新たにルールが追記される様子が描写されていない。(と言いつつも、上記のルールは「vol. 5」と書かれているあたり、過去に描写されていない複数のルールが定められている可能性はある)
三葉の暴挙
東京(しかもよりによって都心)での生活は三葉にとって夢にまで見た憧れの暮らしであるため、その情景に隠しきれない感動を覚える事も多く、また瀧の友人達とカフェ巡りをする際には高価なスイーツを注文してしまい、瀧の財布を圧迫してしまうことも多かった。その他、電車通学という都会なら当たり前の通学手段にも慣れていないため、入れ替わった日はほぼ遅刻する(特に初日は、学校に着いた時には昼休みになっているほどの大遅刻をしてしまった)。
カフェ巡りの件は入れ替わり当初、あくまで夢の中の出来事で現実には影響しないと思い込んでいたためしょうがないともとらえられるが、お互いの存在を認識し始めてからも続けたため、瀧は入れ替わりが始まる前以上にバイトのシフトを入れる必要性が出てきて、結果として、入れ替わり中の三葉を苦しめることにもなっている(自業自得であるが、三葉はこのことに「全然遊びに行けない」と不満を述べていた)。なお、瀧自身もこの仕返しとして三葉の小遣いを勝手に使い四葉にアイスをおごったり、終盤避難計画の協力料としてお菓子を大量に買っていたりする。
また、入れ替わり中の三葉は極力瀧になりきろうとするも、田舎の方言(飛騨弁:かつ女言葉が混じる)で話したり、持ち前の女子力を発揮したりすることが多々あるため、結果、入れ替わりの翌日に瀧が周りから奇異の目で見られることとなる(ただし、奥寺ミキとはこの持ち前の女子力の高さが幸いしてその後親密な関係になっていくことになる)。
pixivでの作品傾向
瀧入り三葉と違い、pixiv内では本タグに関するイラスト・作品は少なく、3分の1も描かれていない。内容に関しても、たいてい瀧入り三葉とセットで描かれていることが多く、単体で描かれているイラストはかなり希少である。(2016年9月29日に発売された「君の名は。」の公式LINEスタンプですら、瀧入り三葉が6パターンもあるのに対して、三葉入り瀧のスタンプは3パターンしかない)
これは「三葉が入れ替わっている際の所業がネタにしづらい」「そもそも瀧入り三葉のポニテのように、明確に見分けられるポイントが乏しい」などの理由が推測される(実際、小説・外伝小説でも三葉入り瀧に関する描写は、瀧入り三葉のそれと比べるとかなり少ない)。
一方で、入れ替わり中の友人との絡みが最早ホモォ…┌(┌^0^)┐な展開にしか見えなかったため、そのような様子を描いた二次創作も少なくない(実際に司は入れ替わり中の瀧を「可愛い」と称し、頬を赤らめるような素振りを見せている)。
ノーマル瀧との違い
映画の終盤で判明する瀧の手首に巻かれている組紐のアクセサリであるが、三葉が入っている時の瀧はこれを装着していないという些細な違いがある。