概要
1970年代頃の日本で学校給食指導の一環として広められた言葉であった。
順序の軌跡が三角形に見えることからこの名が付けられている。
是非
『食卓は学校である』(玉村豊男)より、アメリカ人は白飯をそのまま食べないという主張も見られる(普及としてるお米はインディカ米が大半を占め、ご飯に掛ける専用の醤油が売られていることを根拠としたもの)。
科学的エビデンスが無いどころか、むしろ唾液の分泌を妨げ口腔乾燥症を誘発する可能性があり、遠回しに虫歯等になりやすいと主張する歯科医師もいる(斎藤一郎など)。
ただ対義語とされる「片付け食べ」は必然と早食いになりやすく肥満に繋がる可能性があるので「三角食べ」と「片付け食べ」を使い分けた方が良いかもしれない。
そもそもマナー以前に、早食いの防止や認知症患者に三角食べを強要するべきではないとも言われている。
懐石
日本のコース料理である会席料理が引き合いに出されることもあるが、こちらは最後に必ず
米飯・汁物・香の物がセットとして出てくるので三角食べの反証としては相応しくない。
現在では
主に食生活の健康管理の面においては、野菜・汁物→タンパク質→ごはんという順番で食べること(いわゆるベジファースト)が血糖値を急上昇させにくく体に良い食べ方とされている。
血糖値を急激に上げやすい白米を後回しにし、血糖値の上昇を抑制する効果のある食物繊維を含んだ野菜や汁物を先に食べるという食べ方で、理にかなった食べ方といえる。実際に欧米におけるフルコースの提供順も、前菜・スープ・魚・肉……とほぼ似た順番である。