概要
『ロックマンエグゼ4』に登場。19歳・大学生。
他ナンバリングやアニメには登場しない。
電気街に新しく店を構えた大企業「ジョーモン電気」の会長の孫。
作中では、シナリオ最初のトーナメントである「デンサンバトルトーナメント」の対戦相手として戦うことになる。
大学ではロボットの研究を専攻しているらしく、ネットナビのオペレート技術は非常に低い。
トーナメントでの優勝を条件に、ロボット研究所を作るための資金を援助してもらう約束を祖父と交わしている。
……が、非常に甘やかされて育てられた結果、とんでもないわがままで自己中心的な性格になってしまっており、ロックマンと光熱斗に対してかなり卑怯な手段を用いて勝利しようとする。
具体的には、差出人をジョーモン電気と偽ったメールを熱斗に送り、メンテナンスを装って熱斗のPETに細工。
予備フォルダを「ヘッポコフォルダ」に書き換え、ロックをかけて切り替えられないようにしてしまう。
このフォルダはキャノンやエアシュートなどの威力がかなり弱いチップで構成されており、そのままの状態で挑むとかなりの苦戦を強いられることになる。
持ちナビは電気を操るスパークマン。
電気を放つ球状のオブジェクトやフィールド一帯を駆け抜ける電撃に加え、ウイルスを召喚したり、強力な閃光によってロックマンの影を作り出すなど、多彩な攻撃を仕掛けてくる。
性格は攻撃的で気性が荒い上、卑怯なテルオのことをよく思っておらず、オペレーターとナビの信頼関係が築けていない描写に終始している。
加えてテルオはオペレートの腕がからっきしであり、バトルはスパークマン一人にほぼ任せっきりとなっている。
ロックマンエグゼシリーズでは、オペレーターからの指示やチップでのサポートを受けられない状態でのナビの戦闘はフォルテのような完全自律型ナビでもない限りかなり難しいとされるため、一人で予選から勝ち抜いてきたであろうスパークマンの性能はかなり高いのではないかということが推察される。
かくして対戦相手の熱斗を弱体化させたテルオは、勝利を確信してステージに上がる。
しかし熱斗は、テルオ本人の落としたロック解除のための暗号と彼の祖父の協力により、PETにかけられたロックの解除に成功した万全の状態で試合に臨むため、彼は敗北することになる。
試合後、テルオは負けた現実を受け入れられずひどく動揺し、「まかせたのに負けたスパークマンのせいで、自分は悪くない」と発言。
それを聞いたスパークマンは怒りを露わにし、熱斗もスパークマンの味方をして「お前のために一生懸命がんばったスパークマンに謝れ」といった内容でテルオに対して怒った。
それでも尚「もっと強いナビをもらえばいい」など言い訳を続けた挙句、現れた祖父に対して「負けちゃったけど、正々堂々と戦ったからお金ちょーだい」と嘘をついてねだる愚行に走る。
しかし祖父はPETの細工を見た時点でテルオの犯行に気づいており、試合前後の発言を含めて一部始終を観戦していたため、「何が正々堂々だ!」と一喝。
テルオの要求はもちろん受け入れられなかったどころか、あまりにも性根の腐った孫に祖父は愛想を尽かし、彼はそのまま一族から勘当されてしまう。
その他
キャラクターとしての登場はないものの、ロックマンXDiVEにて、彼とスパークマンの名を冠した武器「テルオスパーク」が登場している。