来歴
兄と同じく広陵高校では1年時からレギュラーとして活躍し、甲子園には春夏合わせて3回出場。2年時には遊撃手として一年上の野村祐輔、小林誠司らと共に2000年の夏の甲子園準優勝に貢献した。また、同学年には高卒でプロ入りを果たした中田廉がいる。
卒業後はプロ志望届を提出せず、明治大学に進学。野球部に所属し、1年時から持ち前の守備力が評価され、先輩の荒木郁也からポジションを奪うほどの活躍を見せ、六大学リーグや神宮大会でも活躍を見せた。
2012年に広島東洋カープからドラフト3位で指名され入団。奇しくも兄と同じ順位だった。
プロ入り後
2013年には、5月7日の横浜DeNAベイスターズ戦での代打で一軍デビューを果たしたことを皮切りに、一軍公式戦30試合に出場。安打こそ2本に終わったものの、スタメン起用の機会があったほか、2打点を記録した。
9月18日に同球場で開かれた阪神戦では、7回表から遊撃の守備に就くと、兄・博紀もその裏の守備から二塁手として登場。いずれも守備固めとしての起用ながら、野球人生で初めて同じ試合に兄弟揃って出場した。
2014年は、代走や守備固めとしての起用を中心に18試合に出場。
2015年は一軍での試合出場がなかった。
2016年は代走及び守備固めの起用で7試合に出場にとどまった。
2018年は打席に立つ機会こそ少なかったもののシーズンを通して1軍に帯同、代走守備固め中心で59試合に出場した。
2020年8月28日の対阪神戦では自身初のサヨナラヒットを打っている。
人物とプレースタイル
寡黙な兄とは対照的に明るく気さくな性格でチームのムードメーカー。
選手としては捕手を除いて内外野ともに守れるユーティリティープレイヤーで、スイッチヒッター。それ故に打撃難かつ器用貧乏な面があり、試合では代走や守備固め中心で起用されている。
…まるでどこかの野球の上手い芸人の様である。
関連タグ
新井兄弟:兄弟ともにプロ野球選手で広島出身、大卒でプロ入り、プロ入り後は兄弟別々の球団に所属など共通点が多い。また、兄の新井貴浩は上本兄弟のそれぞれとチームメイトだった時期がある。