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京成3200形

けいせいさんぜんにひゃくがた

ここでは、京成電鉄で活躍していた初代3200形電車、および京成電鉄の最新鋭2代目3200形電車について解説。
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京成電鉄3200形(初代)編集

【HD京成08】車体違えば仕様も違う【3200形】

1963年にデビューした3150形の改良型として、ドアを「片開き→両開き」に設計変更したため新形式となった。1964年から1967年にかけて、4両編成22本の合計88両を新造。

ドアの形態以外では運転台の床高さの変更、前面のアンチクライマー枚数の増加などマイナーチェンジといっても差し支えないほどの些細な変更にとどまっている。

  • 1985年からは冷房化改造含めた更新工事が行われ、3150形や3300形と同様の顔に変更。基本2両ユニット構成のため、6両固定編成化で運転台を撤去した車両も出場している。
  • 3221号車以降の編成については竣工当初から、先頭車は運転台側が付随台車に設計変更。京浜急行電鉄乗り入れのため、更新工事後の1992年から1995年にかけて台車の振り替え工事を行っている。

2003年から3000形(2代)の大量投入により老朽廃車が行われ、2007年までに全編成が退役している。

3290番台編集

全88両のうち4両編成2本の「3290番台」(3291〜3298)については、3150形3190番台(3191〜3194)と同様に有料特急「開運号」専用編成として竣工した。車内は3190番台を踏襲したセミクロスシート配置で、車内販売準備室やトイレも設置。ドアも片開きのまま据え置かれた。

  • スカイライナーAE形(初代)デビュー後は、ロングシート化・トイレ撤去などの格下げ改造が行われた。
  • 3291〜3294の3294編成は1988年にVVVFインバータ制御の試験車に抜擢され改造、2004年まで活躍した。改造時に角型のライトケースに交換されたため、異端車として際立っていた。

京成電鉄3200形(2代)編集

京成新3200形

京成電鉄が保有している3500形3600形3400形の代替用として開発、2025年より投入される予定の通勤形車両。


京成電鉄では、(3600形の編成組み替えの事例はあれど)3700形以降の通勤形車両については機器構成の観点・設計上の都合から「最低でも6両組成」の編成しか新造投入しておらず、京成金町線で営業運転が可能な「4両組成」の編成が3500形の新造投入以降途絶えていた。

3500形は2両ユニット構成の組成替えにより6両・8両組成が可能な設計だったが、3200形(2代)は3100形(2代)を設計変更する形でこれを踏襲。3500形がかつて担っていた役割は本形式に移行することに。


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