「霊烏路空です。地霊殿の炭焼職人ですよ。あら。いつの間にか、明るい世界へやってきたようですね。またさとり様の仕業かしら。君は、凍えていませんか?体を冷やすのはよくありません。」
「私が居る限り、こいし様に触れることは叶わぬと知れ。」
概要
埋没都市の霊烏路空。
本来の空はやたら鳥頭で元気いっぱいなイメージが強いが、この空は原作における「東方地霊殿」の時のような丁寧な口調で喋る上で、ボイスも佇まいも大人びているなど、普遍的な空のイメージとはまるで真逆である。
ただし、少し抜けたところがあるなど、本来のお空っぽさは残っている。
彼女の住む世界では、地底世界の他には何も存在しない完全密封の世界観であるらしい。
そんな中、この空(以下「お空」)は地底世界全体を維持するためのエネルギー釜として機能している。
お空の代名詞でもあるはずの「八咫烏様」「核融合」という言葉をまるで知らないかのような口ぶりをしているが、それもそのはず我々の知っているお空よりも相当長い年月を過ごしているらしく、昔は己の身体に宿した神霊の存在を意識していたが、今ではその存在はお空の精神世界の奥深くに収まり、もはやその一部であるかのように振る舞っている。
そのため太陽神としての役割を自分の役割と勘違いしているのか、『この地底世界をあまねく照らし、暖め、育まねばならない』というエネルギー供給システムとしての微かな使命感を持っている。
長い年月の中で八咫烏の温度が下がっていったため、代わりのエネルギー源を探していたところ『とても古い動植物の死体』を気まぐれに超高温超高圧で加工してみると石炭や石油のようなものに変質したのを見つけたのだった。
こうして、お空は『炭を焼き続け、極寒の地底埋没世界を温め続ける』という使命のもと、地霊殿の下にある炭焼場で炭を焼くようになったのだった。
ちなみに、『赤の目』から発生する超高温と超高圧で炭を作るらしい。
容姿
元のお空は黒に近い茶髪であるが、こちらのお空はお燐を意識した赤髪。服装はゴスロリ風の黒いドレスでスカートが二層に分かれている。頭には黒いヘッドドレスとリボンをしている。赤く大きな翼には通常のお空同様マントがかかっているが、通常のお空とは違い黒色でレースがある。
ちなみに肝心の第三の足は完全に黒い炭に変化している。
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
---|---|
式 | 攻撃式 |
気質 | 畏日 |
拡散 | シューティングスター |
集中 | シューティングサン |
スペカ1 | 『サブタレイニアンサン』 |
スペカ2 | 『アビスノヴァ』 |
ラスワ | 『セントラルバイナリスター』 |
11月28日の生放送で立ち絵が初公開、11月30日に実装された。
声優は早瀬莉花、佐伯伊織、前田玲奈の3名(紹介動画の声優は佐伯伊織)。
テーマ曲
埋没都市の空のテーマ曲は、豚乙女の「「地獄の人工太陽」」。原曲は「霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion」。
余談
気質は『畏日』。夏の非常に暑い日のこと。
小ネタ
二つ名の「チャコールメイカー」は直訳すると「炭を作る者」となる。
容姿の元ネタは非想天則の2Pカラーと思われるが、火焔猫燐との配色入れ替えも兼ねたネタとも考えられる。
スキル
スキルの「カーボナイズド・ロッド」「フィッション&フュージョン」「ハイプレッシャー・レッドアイ」は、訳すると「炭化した棒」「分裂と融合」「高圧の赤い目」になる。それぞれの説明文の内容は、空の取り外し可能なパーツ「第三の足」「分解の足」「赤の目」にあたる。
ショット・スペルカード
ショットは東方非想天則のスキルカード、スペルカードも東方非想天則で使用できるものから採用された。演出も非想天則の再現。
採用されたカードは「太陽」と「星」に関連したものが多い。
- 「画面上を浮かび上がり移動する その軌跡にエネルギー弾を撒き少し間をおいて飛散させる 本人は移動だけしているつもりで攻撃の自覚は無い」
(東方非想天則 "シューティングスター"カードコメントより)
- 「頭上に核融合エネルギーを収束 それを地面へ叩きつけ爆発させる 収束体は空の意思がある限り安定した状態のため、爆発まで他の射撃の影響を受けない」
(東方非想天則 "シューティングサン"カードコメントより)
※「サブタレイニアンサン」は10:17から、「アビスノヴァ」は10:31から
- 「地底からエネルギーを引き出しその場に即席の太陽を作り出す技 太陽は一定の箇所に出現し、辺りを焼く」
(東方非想天則 「サブタレイニアンサン」カードコメントより)
- 「核エネルギーを体内で循環増幅 リミットを越えると空が範囲を焼き尽くす灼熱の太陽と化す 太陽は判定が広くガード不能 彼女にとっても結構熱い技」
(東方非想天則 「アビスノヴァ」カードコメントより)
「アビスノヴァ」は「abyss nova(地獄の新星)」もしくは「avis nova(鳥の新星)」を由来としている。テキストには「すなわちお空自身が坩堝(るつぼ)と化すことだ。」とあるが、「坩堝(るつぼ)」は高熱を利用して物質の溶融・合成・保温を行う際に使用する耐熱容器のこと。
ラストワード「セントラルバイナリスター」のバイナリスターは連星のことで2つの恒星がお互いの重心の周りを軌道運動しているものだが、双子星とも言われる。ちなみに近年、太陽から184光年の距離にある場所に太陽の双子星と考えられる恒星(HD 186302)が発見されている。
ニコニコニュース「太陽の双子星? 太陽とそっくりな「生き別れ」になった星を発見」
関連タグ
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