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令嬢付きの元素魔法使い

れいじょうつきのげんそまほうつかい

『令嬢付きの元素魔法使い』は、東方Projectの二次創作ゲーム『東方ロストワード』のストーリーのひとつである『秘封ロストワード』に登場するキャラクターのことである。
目次 [非表示]

「偉大なるレミリアお嬢様にお仕えする元素魔法使い、パチュリー・ノーレッジよ。精霊魔道士、魔賢者…好きに呼んで。それで、何の用?」


概要

東方ロストワードのストーリーの一つである秘封ロストワードの記号E9「偽りの楽園を求めて」に登場する、運命を歪められたパチュリー。


本来のパチュリーと同じく精霊魔法に長けているが、こちらは東洋の五行説にもとづいて、元素を使役しているように見える。

汎異記号はE1


色合いは通常のパチュリーと比べて若干青っぽいほか、三日月の髪飾りは銀色、帽子のリボンの色は赤と青で左右反対、服の縦縞は青に変わっている。

さらに原作では上から着けていた薄紫の服の代わりに『親衛隊』のメンバーが共通して着用している黒い軍服をマントのように羽織っている。

背景の弾幕は、日月符「ロイヤルダイアモンドリング」


バックストーリー

運命の道を踏み外したのは、いつからのことだったのか。

他の世界のパチュリーならばいざしらず、この世界のパチュリーは、東洋と西洋の接合点のひとつ……かつて『天竺』と呼ばれた国にて、後に親友となる吸血鬼に出会った。

当時のその地は、とある勅許会社によって既に、帝国の支配に侵されていた。

この国の政治的支配権が帝国に渡るのも時間の問題点……いや、既にそこまでの筋書きは確定していると、彼女は予感していた。


彼女がその国の出身なのか、それとも別の地から移住してきたのかは、誰にも分からない。

ただ、その国にも近代化の波が帝国とともに迫っていた。

誰もが重金属と化学反応の力に心酔していた。

昔ながらの神秘は路地裏の闇へと押し込まれつつあったことは、確かだった。

だから彼女は、神秘とともに路地裏へ閉じこもった。

そこは、普通の人間には立ち止まることも許されない、引き込まれれば二度と帰れない場所。

怪しげで非常識、異常で狂った、あからさまな異界……『魔界』。

魔界はどこか遠くにある異国の地ではなく、社会規範を踏み外した者を唯に飲み込む『隣の世界』なのだった。

彼女は彼女自身が育てた『本の魔界』において、この上なく絶対的な支配者だった。

もはやこの都市は、彼女の独壇場である。

魔界全体からすれば、まだまだ無名の片田舎ではあるが。

このまま続けていけば、隣の都市、もっと離れた都市も、裏から支配できる。

そうしていけば、この国を帝国から実質的に護ることも、できるかもしれない。

でも、何のために?

「見つけた。」

声に気づいて顔を上げると、そこには意外な人物が立っていた。

帝国人である――その身なりと、日陰ぐらしの自分よりも青白い肌を見れば、明白。

帝国人が、わざわざ私の魔界に入って来た。

何の気もなしに、軽々と、あっさりと、虫を踏むように、その命を奪ってやろう。

そう思うよりも早く、彼女は目の前の少女がお姫様なんだと思った。


どちらが言い出したのかは分からない。

ふたりは親友になった。


その少女』を友として慕い、都市を捨て、帝国の中心たる都まで移った。

彼女の魔法は、太陽の光から少女を護るのに、大いに役立った。

もっと知識を身につければ、時と空を越える魔法も使えるようになるかもしれない。

そうすれば、少女の運命に力添えすることも可能かもしれない。

しかし、薄々気づいてもいた。

時と空は、元素に含まれないものであることを。


(「能力『火+水+木+金+土+日+月を操る程度の能力(歪曲)』」より)


プレイアブル化

実装形態超フェス限定
攻撃式
気質春曇
拡散サマーレッド
集中ウィンターエレメント
スペカ1火水木金土符『賢者の石』
スペカ2日月符『ロイヤルダイアモンドリング』
ラスワ『リング・オブ・ピリオディックテーブル』


テーマ曲

令嬢付きの元素魔法使いのテーマ曲は、Melodic Tasteの「ラクトガール」。原曲は「ラクトガール ~ 少女密室」。



余談

気質は春曇。春に多い薄曇りの天気のこと。


青っぽいカラーリングは恐らく東方緋想天の2Pカラーがモチーフ。緋想天のキャラデザに基づいてちゃんと"縦縞"として描かれている。


採用されたスペルカードはそれぞれ東方紅魔郷東方文花帖の最後に披露したもの。


「賢者の石」はこれまで実装されたパチュリーのラストワード(の元ネタ)……実質最後の切り札のように扱われていたが、今回は通常スペカとして使われた。今回は紅魔郷時代の弾幕をそのまま再現している。


「ロイヤルダイアモンドリング」は"日""月"の名前を冠したスペカで、ダイヤモンドリングは皆既日食で太陽が月に隠れる直前と太陽が現れ始めた直後に、黒い月面の一端から太陽光が一か所だけもれて強く輝き、ダイヤモンドの指輪のように見える現象のことである。(ダイモンドでもダイモンドでも問題無い。)

文花帖ではパチュリーの合成魔法としてとある天狗に見せつけていた。


  • 「これも試験中の合成魔法らしいです。本人は眩しくないのかしら?チカチカしててファインダーを良く覘けません。」(日月符「ロイヤルダイアモンドリング」射命丸文コメント)
  • 「光の渦を発生させて辺りを攻撃 個々は徽弱だが、照射時間とその連射数で場を圧倒する」(東方非想天則 日月符「ロイヤルダイアモンドリング」カードコメント)

採用された「ロイヤルダイヤモンドリング」の符名は東方非想天則日月だが、演出は日&月符だった東方文花帖のもの。


ラストワード『リング・オブ・ピリオディックテーブル』は直訳すると「周期的な表のリング(輪)」。"テーブル"は台の方ではなく「情報を並べる手段である」テーブルである。恐らく元素周期表が元ネタ。パチュリーの元素コレクションを解放する弾幕らしい。


関連タグ

東方ロストワード 秘封ロストワード

パチュリー・ノーリッジ パラレルワールド


盤石なるデーモンズゲート

小さな悪魔令嬢

ハンター狩りの吸血鬼

伝説の吸血鬼ハンター


[紅]知識と日陰の少女 パチュリー・ノーリッジ・・・同じく別世界のパチュリー。



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