概要
演:有岡大貴
佐木竜二とは、『金田一少年の事件簿』に登場するキャラクター。
原作File:7「異人館ホテル殺人事件」で無念の死を遂げた佐木竜太の弟であり、不動中学に通う3年生。
初登場はFile:10「金田一少年の殺人」で、夢枕に立った兄(の幽霊)から「これからはお前が金田一センパイを支えてやれ」と言われ、父・連太郎に伴い作家・橘五柳のミステリーパーティーに参加した金田一を陰から追い回していた。
登場当初の外見は兄そっくりで、髪の分け目以外全く見分けがつかなかった。初登場の際には金田一が幽霊と勘違いしたほどで、ついたあだ名が佐木二号。
その後作品が進むにつれ、兄と比べて少し垂れ目で面長になっていった。画風の変換に伴うものかもしれないが、成長に伴う変化とも解釈できるほか、まれにメタ的に登場する兄の幽霊の顔が生前とほぼ変わっていないところを見ると少し兄と差別化する意図があったようにも見える。
兄同様のビデオカメラバカで、「それは盗撮なのではないか」というほどグレーな録画を行うことも多いが、亡き兄と同じくその撮影した動画が事件解決につながることもしばしばある、というか佐木兄弟が金田一を追い回している回は大体いつもそうである。
常に穏やかだった兄に比べると明るく脳天気な性格で、ややスケベでもあり、金田一いじりに関しては兄以上の才能を見せる。
20年後が舞台の『金田一37歳の事件簿』では大手映像制作会社に就職し、課長に昇進した。いまだ独身の様子。高校ははじめと同じ不動高校。
そして、登場したのは『異人館ホテル殺人事件』で、兄が命を喪った因縁のホテルだった。
なお、竜二は会社命令で仕事の現場を選べずに来たらしいが、金田一の助手役として特に兄の死に感慨や弔うなどの行動は起こしていない。
なお、竜二が登場した経緯は、上述の異人館ホテル殺人事件で竜太が殺害された際、それまで人気のあるキャラではなかったにもかかわらず読者から死を惜しむ声が多数寄せられ、そっくりな竜二が登場したとのこと。
派生作品
アニメやドラマ第1期~第3期では佐木一号が死なないため登場しないが、ドラマ第4期では茶髪のチャラ男風な外見で登場を果たした。しかし性格は内向的で気弱になっている。
ギャグマンガ『金田一少年の1泊2日小旅行』ではオバケが大の苦手なヘタレ野郎として登場。女性の好みは激しくマニアックである。
関連イラスト
(左が原作、右が実写版)