概要
作中では「学園七不思議殺人事件」から登場した不動高校に通う金田一一の後輩で、ミステリー研究会に所属しているレギュラーキャラクター。家族には父親の連太郎、母に良子、弟に後述の竜二、飼い犬のゴンがいる。高校生活では一人暮らしをしているが、家族にはしばしば顔を見せているらしい。
ビデオカメラを常に携帯しており、気配を悟られずにいつの間にか撮影を行なう場面も多い。これは両親が「佐木映像」という会社を経営している事が影響しているのかもしれない。というか、彼の家族も飼い犬にまでカメラを持たせる程の撮影マニアなので、影響が無い方が不思議である。しかし、彼が撮影した映像が事件解決に繋がる事もあり、いつの間にか重要な立ち位置を得た。
ちなみに、彼が所属する当初のミステリー研究会は個性の強いメンバーで構成されていたが、竜太本人もその例外ではなく、初対面の際の剣持警部から「こんなのしかいないのか」と言われた事もある。
彼の生死
漫画版での「異人館ホテル殺人事件」にて、偶然にも犯人のトリックを解明する手掛かりを撮影してしまったために、それを知った犯人に口封じとして絞殺された。死後は彼の弟である竜二が遺志を継ぎ、兄に代わって金田一のサポートを続けている。ちなみに、竜太本人は白装束姿の幽霊として弟や金田一の夢枕に立ったり、背景に小さく描かれて登場するなどしている(公式ガイドブックによれば天国で天使になって弟を見守っているらしい)。弟の登場に伴い兄の竜太を「佐木1号」、弟の竜二は「佐木2号」と呼ばれている。Pixiv内でも弟と描かれている作品が多く、死後の白装束姿だけでなく生前の姿のものもある。
一方のアニメ版においては、犯人に襲われるまでは同じだが意識不明の重体で発見・病院へと搬送され、事件解決とほぼ同時に意識を取り戻し生還している。この死亡しなかったアニメ版では以降も登場しており、立ち位置としては漫画版での弟の竜二に近いものとなっている。
というより、原作の竜二が担う箇所を竜太が担っているため、原作で竜二が初登場する「金田一少年の殺人」以降の全てのストーリーが竜太に差し替えられていると言っていい。つまり年齢設定と名前を弄っただけ。これは竜二が準主役とも言える短編「誰が女神を殺したか?」ですら同じである。(ただし設定が違う故の導入部の変更や、若干の描写変更なども見られる。)代わりに原作竜太が死に装束で登場する場面はカットされている。
初代ドラマ版においてはそもそも「異人館ホテル殺人事件」へ赴いたのは美雪だけのためやはり生存している。(カメラ係として佐木の代わりに天神学園高校のメンバーが登場しているが、そちらも生存している。)
ゲーム版では竜太が登場するものと、竜二が登場するものに分けられる。
その他
アニメ版の短編「誰が女神を殺したか?」では彼(原作では竜二)の恋の行方も語られる。
「金田一37歳の事件簿」の「函館異人館ホテル・新たなる殺人」の冒頭で金田一に存在に触れられている。
アニメ版では桜樹るい子(ミス研部員の一人で、アニメ第一話に登場して印象的な死に方をし、金田一に推理の決意をさせた)が原作の彼のポジションになったという説もある。
関連イラスト
関連タグ
鷹島友代…同じくミス研部員。ドラマ版で読者にトラウマを与えた(原作の千家に役割が近い)。
千家貴司…トラウマ第二号の不動高校生徒。