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概要

漫画『金田一少年の事件簿』の登場人物。

金田一一七瀬美雪の小学生来の幼馴染という設定があり、初登場した「ファイル8 首吊り学園殺人事件」以後はサブレギュラーとなるが、アニメでは大人の事情(犯人の動機など)からその回は未放送エピソードとなっているため、大幅に登場がカットされている


人物

原作

不動高校2年5組に在籍。金田一一七瀬美雪の小学生来の幼馴染。

色素の薄い髪、厚ぼったい瞼、額の中心のホクロが特徴。分かりづらいが、髪は子供の頃から垂直に切りそろえている。


前述のとおり、初登場は「FILE8 首吊り学園殺人事件」であり、この事件の後、サブレギュラーとして短編などに度々登場する。

1年前に予備校で首吊り死体が発見されたいじめられっ子の深町充(&彼の友人たる宮園彰)とは仲が良かったらしく、彼がいじめグループから手酷い暴行を受けていたことを知っていたにもかかわらず、彼らからの報復を恐れ何も言い返せなかったことがトラウマになっており、いじめグループの主犯が次々変死した際には「殺されるのはオレかもしれない」と語っていた。また、真犯人「地獄の子守歌」を判明させる答案用紙で最高点数を取った時に意味深に取り乱している(深町が自分で首を吊ったと思っており、原因が自分にあると勘違いしていたのであろう)。



短編『KMR』では、「センケ」という名前で登場しており、金田一のダチの自分が殺される可能性が高いと恐れており、子供時代、金田一とやったサッカーで金田一が窓ガラスを割るたびに謝りに行かされていたことが判明した。


常に余計なストレスに悩んでいる公式の犠牲者(?)とでも呼ぶべきキャラで、金田一を始めとした周りの人物に被害者目線で突っ込むパターンが多いが、バックショットで「オイオイ…」と突っ込んだり、金田一のドジに受けて笑ったりもしている。飄々とした気のいい性格の、王道の友人キャラである。


アニメ

CV:菊池正美

原作とは異なり黒髪で、額のホクロもない。(つまり、原作の特徴がなくなっている)

前述の理由により、登場エピソードが「魔犬の森の殺人」のみとなっている。



ドラマ

松本潤版の第3シリーズ「ファイル7 魔犬の森の殺人事件」にて登場。

なんと性別が女性に変更されている、部活は美雪と同じミステリー研究会所属以外の設定は特に変更点はない。名前は、千堂恭子

演者は山田優

ドラマ版「首吊り学園殺人事件」の千家のポジションは真壁誠が担当した。


金田一くんの冒険

金田一たちが小学6年生の頃の活躍が書かれた小説シリーズ。

学年で一二を争う秀才で空手も習っている生徒会長。優等生であるが劣等生で問題児の金田一をライバル視している。美雪のことが好きなのではと噂されている。

このシリーズには小学生時代の村上草太も登場する。


パチンコ

「首吊り学園事件」「魔犬の森事件」に登場。焦げ茶色の髪で額の黒子もある。なお、パチンコ版の事件名には「殺人」が付かず(劇中で「殺人事件」と言われることはある)、台によっては金田一&高遠が推理を物理魔法に変える能力とタイムリープの能力を使う。


関連タグ

金田一少年の事件簿 不動高校

犬と男の子

有森裕二…メディアミックスでの不遇さが似ている。

椎名真木男/井沢研太郎…千家のオマージュ的なノベルス版キャラクター。





ネタバレ





































魔犬の森の殺人

【金田一少年】千家とか山野教授とか深山とか高遠の漫画

二度目に登場した長編「FILE20(単行本ではCASE1として収録。文庫本では改めてFILE20として収録) 魔犬の森の殺人」にて三名を殺害し、他にもう一名を殺害しようとした事件の真犯人「ケルベロスの正体。

動機は、「被害者等の製作した薬の実験台となり、余命を待たずに亡くなった恋人水沢利緒の復讐」である。殺害された被害者等は大学生四人(原作では医学生三人と薬学部生一人。アニメ版とドラマ版ではいずれも医学生)でありながら、利緒の死に後悔を抱くどころか「たかが半年しか生きられない患者だった」と彼女と『命』というものに対し侮辱、冒涜する発言をし、これが千家に復讐を決意させる切っ掛けとなってしまった。

奇しくも、初登場エピソードである「首吊り学園」の犯人たる地獄の子守唄と同じ『恋人の敵討ち』となった。最後は一の説得と利緒の幻影により自首した。逮捕後は少年院に服役中である。


サブレギュラーであり、「金田一の気の良い友人」というポジションだった彼が真犯人だったこの事件は、被害者の生前の外道ぶりに同情出来ない(一も千家の復讐を止めたものの、被害者達の行いには「俺だって絶対許せねーよ!」と激怒している)ことや犯人を特定して呆然となり、千家に犯行を認めさせるためには友情を盾にせざるを得ず、事件解決後には意気消沈している一の姿(皮肉なことに、そもそも一が事件に関わったのは他ならぬ一自身の軽率な行動のせいでもあり、その罰を受けてしまったという見方も出来る)も相俟って、読者にとってはトラウマの一つに挙げられている。


なお、直前の千家の登場となった「誰が女神を殺したか?」は不動高校の創立祭での出来事だったが、利緒が遺した千家との未来を描いた日記では文化祭で千家は一に利緒を紹介する予定だった(不動高校の文化祭は他にもあるが時系列的に創立祭の方だろう)。しかし、「誰が女神を殺したか?」で千家の横には利緒の姿がない。メタ的にはこの時点で利緒の設定を考えられていたかは不明だが、作中の時系列上ではこの時既に千家は利緒を喪い、復讐を決断していたのだろう…。


金田一少年の事件簿外伝犯人たちの事件簿』では、ダイイングメッセージで自分が犯人だと気付いてるにもかかわらず協力を求めてくる一に「どういう感情で言ってるんだお前」、「どういう感情で聞いているんだ俺」、「友達なのにお前の気持ちが分からない」と言っていて、原作を知る読者からは「そっくりそのまま千家に協力を約束された一側の心情でもある」と嘆かれ、スピンオフでも完全なギャグキャラになりきれていないのが複雑である。

更には、「金田一は七瀬さんとセックスがしたいんだ(※そのまま抜粋)」と伏せ字なしの卑猥な発言をしたため、読者に本編と別の意味のトラウマを作った。

同じく幼馴染み犯人の某キャラに金田一に豚箱にダンクシュートされたこと(意訳:刑務所送り)を知られており、このスピンオフが原作と地続きだとしたら、金田一が彼に千家の話をした可能性が高い。金田一の幼馴染みグループはいくつかあるが(地域ごとに分かれている様子)、はたして接点はあるのだろうか。

『犯人たちの~』では、原作よりも髪のトーンがかなり薄く、カラー表紙では赤茶色の髪に描かれ、おまけ漫画では『SENKE』と書かれたハートマーク付きのTシャツを着用していた。

作者の船津氏は、原作で公式カラーが決まっている犯人が少なく、原作とアニメで千家のキャラデザが異なっていたため、カラー表紙の千家の髪の色を決めるのに悩んだと話している。

アニメ版は原作よりも髪の色が濃く、『犯人たちの~』では原作よりも髪の色が薄い、という解釈が妥当であろう。


実写ドラマ版の余談としては、『恭子』という名は同事件直前に変更された名前であり、レギュラー登場時は千堂百恵という名前だった。変更は名前の数字が重要なヒントのための配慮である。

更にドラマ版では、恋人(千家が千堂に性別変更されているため、自動的にこちらも男の恋人に変更されている)も不治の病ではなく普通の入院患者で、『人体実験に加え、生死が賭けの対象にされていた』という被害者に全く同情出来ないエピソードが追加されている。

また、説得役も一から同じミス研所属の美雪に変更されている。


『魔犬の森の殺人』の後の事件(ヒントは、Rで一番長いあの事件)に『魔犬の森~』にそっくりな殺人の動機が使われ、公式が千家の複雑な想いを大切にしていることが窺え知れた。


ドラマ版の鷹島友代(ミス研部員)は、ある意味ドラマ版における千家とも呼ぶべき人物で、後に原作に設定が似たゲストが何人も登場している(ただし、ドラマ版の彼女の影響で千家が犯人になったとは言い難い)。


映画版の『殺戮のディープブルー』の真犯人は『魔犬の森~』のオマージュ的なトリックを使っていて、事件の悲恋ぶりに、あの金田一が(自分と美雪が引き裂かれた事件並に)ショックを受けるほどであった。


小学生時代の千家が出る『金田一くんの冒険』が発行されたのは『魔犬の森~』よりも後であり、「犯人として逮捕された後も回想シーンにレギュラーとして登場する」という高遠遥一とも深山日影とも異なるパターンを作った。

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