概要
京都府京都市西京区と亀岡市をまたがるJR西日本嵯峨野線(山陰本線)の駅。駅番号はJR-E09。
この駅には、とても面白い特徴がある。それは、川の上に当駅のホームがあることだ。ちなみに、この駅の両側は、トンネルとなっている。どうしてそんな場所にあるのだろうか?その答えは保津峡駅の歴史が関わっている。
元々開業当初の保津峡駅は京都市西京区に属していた。でも、1980年代後半嵯峨野線を複線化にするにあたって、嵯峨嵐山〜馬堀間の路線が、川に沿って走っているため、とても複線化するには難しい。そこで、トンネルを使ってここの区間をほぼ直線的にぶち抜くことにした。そこで、この区間の保津峡駅は複線化に伴いホームなど全てが移転することが決定。そして、1989年3月5日に保津峡駅が複線化に伴う新線と同時に移転し再開業。その影響でホームは川の上、そして駅舎などが亀岡市に移転した。こうして川の上にあるとても珍しい駅が誕生したのである。
ただ、駅開設や移転の経緯から当駅は『京都市内』区間に属する。
ちなみに旧保津峡駅があった場所には、嵯峨野観光鉄道の路線の保津峡駅がある。
現在の所在地は亀岡市保津町保津山3-1434に所在する。
保津峡駅の周りには特にこれっていう名所がないただのとても景色がいい駅なので都会に近い秘境駅としてもとても人気である。
駅構造
相対式2面2線の地上駅。
亀岡駅管理の無人駅だが、自動券売機及び集札機能の無い簡易型の自動改札機が設置されている。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は358人である(京都府統計書より)。
利用状況
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 258人 | 515人 |
2009年(平成21年)度 | 266人 | 532人 |
2010年(平成22年)度 | 266人 | 532人 |
2011年(平成23年)度 | 271人 | 542人 |
2012年(平成24年)度 | 279人 | 559人 |
2013年(平成25年)度 | 296人 | 592人 |
2014年(平成26年)度 | 345人 | 690人 |
2015年(平成27年)度 | 404人 | 809人 |
2016年(平成28年)度 | 438人 | 877人 |
2017年(平成29年)度 | 425人 | 849人 |
2018年(平成30年)度 | 392人 | 784人 |
2019年(令和元年)度 | 358人 | 716人 |