「世事枉論量,倚劍問情天。」
概要
称号:劍鳳(けんほう)、劍授(けんじゅ)
「霹靂布袋戲」の登場人物。
「霹靂驚濤」の主要人物の一人。
「劍鳳」の二つ名を持つ、北海靈洲の伝説の剣士。
奇夢人たちと共に、北海靈洲に隠された真実と陰謀を暴く。
一見クールだが情に厚く、恋人や友人のために奮闘する。
特技ははったりをかますこと。
プロフィール
人物
黒髪の剣士、「劍鳳」の二つ名を持つ。初登場時に、神愆が残した武器「終極冥帝」を軽々と制圧し、その剣術の腕を披露した。
「霹靂兵燹」時期に登場した白馬縱橫とは友人で、互いにはったりをかます仲だった。白馬縱橫の死後、その遺族を保護する。毎年の命日に、遺族の下に訪れ、白馬縱橫を弔う。その後、白馬縱橫の息子・白馬秋水を弟子にした。剣術のみならず、はったりをかます心理戦術なども教えた。集めた太初の気を凝縮して、形成した太初之劍「獄魂」を白馬秋水に贈る。
奇夢人が流したボトルメールを偶然に拾い、それをきっかけに、二人がボトルメールで文通する親友になる。奇夢人はあらかじめたくさんの手紙を書き、定期的にボトルメールを倚情天に流すことがあった。奇夢人が死亡と転生する際に、倚情天に心配をかけさせないためである。
ペットに鳥を飼っており、「毛球君」と名付けた。普段は人語が話せる、毛玉のような小さな鳥だが、鳳凰に変身できる。倚情天が鳳凰に変身した毛球君に乗って、登場する場面が見られる。毛球君は倚情天が魔始勢力に操られている間に、命を落とした。
仙門罪人
かつて雲海仙門で修行したことがあり、その時期に、恋人・君時雨から魔始の右腕で出来た剣「魔業天器」を受け取った。魔業天器による影響で、仙門から追放され、「仙門罪人」の汚名を着せられた。その後に自害を図るが、君時雨が命を捧げたことで、一命を取り留める。目を覚めた倚情天は、北海靈洲の主・昊天に救われ、以降は昊天に仕える。
経歴
昊天の命令を受け、終極冥帝で北海神宮の封印を解く。そして雲海仙門の天書を奪って、北海靈洲に移す。これにより、雲徽子と意琦行ら雲海仙門の関係者を、北海靈洲に引き付けことに成功した。北海靈洲で開催された武闘大会「寰宇鬥奇」では、番人の一人として、意琦行と対戦。時間制限により、意琦行に勝利する。
寰宇鬥奇の最中に、昊天が急死。真相を暴くうちに、昊天の陰謀と北海靈洲の真実を知る。君時雨の死体と攫われた奇夢人を助けるため、自身を差し出して、マッドサイエンティストの造孽と人質交換を行った。造孽の改造により、倚情天は魔始勢力の手駒として操られる。
理性を完全に失った倚情天は、中陰界や雲海仙門の襲撃など、雲徽子らに大打撃を与えた。倚情天を正気に戻すべく、幻流星に化身した奇夢人は、彼に薬を飲ませる。しかし魔業天器の力で、雲海仙門の雲鯨が殺され、滅亡に追い込んだ。仙門から一般人を守るため、雲徽子が戦いの犠牲者となる。その後、意琦行との戦いで薬が効き始め、自我を取り戻す。
意琦行が魔始に勝利した後、行方不明になった奇夢人を探すも、見つからずじまいだった。ボトルメールをたどって、兔爵士の口から、奇夢人が数百年分の手紙を残したことを知る。倚情天はその場から去り、ボトルメールで文通を続いた。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(倚情天)※中国語