公安対魔特異5課
まきまのぐんだん
※この先『チェンソーマン』第1部終盤のネタバレを含んでおりますのでご注意下さい。
マキマの手によって、主人公・デンジは「チェンソーマン」として覚醒し、マキマや他の悪魔、デビルハンターを次々と殺害した。
だが86話で自身の能力で蘇ったマキマがチェンソーマンの前に立ちはだかる。その際マキマが投入したのが公安対魔特異5課である。
『公安』と謳いつつもその実態はマキマが自身の目的を果たすために作ったマキマの私兵集団である。
後述するメンバー内の三人の様子から推測するに、構成員は全員マキマの力によって操られていると思われる。
全員デンジと同じく悪魔への変身能力を持った人間であり、彼らの悪魔はマキマ曰くかつて4人の騎士と共にチェンソーマンと戦った悪魔だという。
また、彼らのような悪魔へ変身する能力を持つ人間達を指す呼称もかつては存在したが、チェンソーマンにその名を持つ悪魔を食べられて名前のみ消滅した。
- 須郷ミリ / ソードマン(仮)
「初作戦マキマさんにちょっとはいいトコ見せねえとな」
パーカーにジャケットを羽織っている蓬髪の青年。鞘のようになっている右手を引き抜くことで変身する。
変身する悪魔は「長剣の悪魔」。変身すると腕に両刃の剣がつき、目のあたりに後頭部に向かって伸びる2本の剣がつくスタイリッシュな見た目になる。
第138話でもパーカーを着込むファッションセンスは健在でフードを目深に被った姿で再登場。猫背気味のデンジと並んでも背丈は大差なく、目元はどことなく引き締まっている。チェンソーマンを意識してか『ソードマン』を自称する。
- メガネ(概要画像右上の人物)
「皆で勝負でもしましょうか?最初にアレのクビを取った人がマキマさんをデートに誘えるとかね」
短い髪の眼鏡をかけた男。背筋から槍を引き抜くことで「槍の悪魔」に変身する。
悪魔に変身する人間の変身形態としては唯一、両腕が武器に変形せず引き抜いた変身トリガーをそのまま手持ちの槍として用いる。
- 跳ね髪(概要画像一番上の人物)
「じゃあテメエは勝っても意味ねえな、マキマを誘ってもみじめな思いするだけだぜ」
少し跳ねた髪の女性。海軍大将よろしくジャケットに袖を通さず肩に乗せている。初登場時は性別がわからなかったが87話の戦闘シーンで女性だと明らかになった。変身する悪魔は「鞭の悪魔」。他のメンバーが何かを引き抜くなどの特殊な動作が必要なのに対し、指を鳴らすというシンプルな方法で変身できる。(鞭にちなんで「身体を打つ」あるいは「何かを鳴らす」というのがトリガーなのかもしれない)
「ん〜、みんなホントにマキマさんの事が好きなんだなあ」
死んだ魚のような目をした髪の長い男。変身する悪魔は「火炎放射器の悪魔」で、歯の裏にあるであろうスイッチを押して変身する。変身後は頭部が燃料タンクに、両腕が火炎放射器へと変形する。
両腕が重火器のようになっているため「銃の悪魔」ではないかと思った人も多い。
140話にて「チェンソーマン教会」の信者の一人として再登場。
「当たり前だろ?マキマさんは何度も俺たちの命を救ってくれた。」
デンジを襲ったヤクザの孫で、デンジに敗れた後の描写はなく消息不明だった。おそらくマキマに支配されており記憶が改ざんされている。かつてデンジを苦しめた居合を用いるもチェンソーマンに逆に切り刻まれてしまった。
「野郎とデートしたってつまらないと思うけどなあ、ね!マキマさん!」
かつてソ連からの刺客としてチェンソーの心臓を奪い取ろうとデンジに接近した少女。彼女もマキマに支配されたのか、彼女に対してフレンドリーな態度を取っており、レゼ編の終盤の展開を知っているファンはいたたまれない気分になったとか。でも幸せならOKです。通称レズちゃん。あら^〜。
「みんな不埒だ…マキマは私が守るから…」
チェンソーの心臓を手に入れるために中国から送り込まれた刺客。こちらも刺客編の終盤でマキマによって自身の命だけでなく愛人たちの命も奪われているため、彼女がマキマに好意を向けている様子に何とも言えない感情を抱いたファンもいるという。だがある意味ブレてない。あら^〜。
マキマの命令で一斉に変身にて攻撃をしかけるも、チェンソーマンの圧倒的なパワーの前になす術はなく、その様子を見ていたマキマは珍しく「勝てる気がしない」と弱気に思える発言をしていた。もっとも構成員はその特性上不死であるため特に問題ではない。(事実ああも言いつつも顔は笑っていた)
が、マキマが直接チェンソーマンを倒そうとした際には既に全滅しており、最終的にマキマが死亡し支配の効果も解除され5課は解散状態となった。
二部では5課の元メンバーが次々と再登場しており、これにより「他の武器人間も生きているのでは?」と言う憶測がなされることになった。
そして暴走した真のチェンソーマンの再来に、新たに編成された5課が出動する。