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「不問頂峰又為何,俯瞰天穹不是高。」

概要編集

称号:劍雪無名(けんせつむめい)


北域伝説の二大剣客の一人、過去を探す者。所持している剣の名前は朱厭。声がやや甲高く、初期は額にバンダナ鉢巻風に巻いている。行動は控えめで、善良かつ楽観的な性格。学問好きな剣客。自身の過去を覚えておらず、迷いを持っている。

梅の花が咲き乱れる梅花塢を住居とする。


名前は「劍邪」となっているが、pixivでは彼に「劍雪無名」のタグをつけたイラストが多い。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂劍蹤 第1集
退場霹靂劍蹤 第28集
根拠地梅花塢、九峰蓮潃
身分鳩槃神子
恩人一蓮托生
仇敵吞佛童子
友人一劍封禪、劍僧玄蓮
武器朱厭、蓮讞

朱厭について編集

朱厭(しゅえん)は元々異度魔界の戦神・吞佛童子の魔剣である。「剣」とされるが、劍雪無名が所持している間では曲刀の形をしている。

かつて北域の高僧・一蓮托生が吞佛童子の魔性を抑えるとき、彼の武器を聖剣「殺誡」と取り換え、朱厭はそのまま劍雪無名の手元に渡る。


正体編集

※以下ネタバレ


彼の前世は異度魔界鳩槃神子(きゅうばんしんし)である。かつて北域の高僧・一蓮托生に感化され、魔族だった身は修練を経て、仏性を持つ黒蓮魔胎(こくれんまたい)に転生した。転生の頃はかなり時間がかかったらしく、その間で一蓮托生は絶命したと思われる。


九峰蓮潃(きゅうほうれんしゅう)から出た彼は、過去の記憶もなく、自分の名すらわからないまま広大な北域にさまよう。そんな中で一劍封禪と出会い、彼から劍雪無名の名をつけられた。二人はかけがえのない親友となった。


彼の額には吞佛童子によってつけられた赤い印があるため、最初はこの印を隠すためバンダナを巻いた。


武林の戦乱に巻き込まれながら、彼は自身の過去を探すべく、破戒僧と名乗る劍僧玄蓮と出会う。劍僧玄蓮の導きで、彼はついに真実を知る。劍僧玄蓮は彼に仏門の聖器-蓮讞(れんげん)という剣を渡した。


鳩槃神子に関して、劇中でははっきりしない部分が多い。劍僧玄蓮曰く「強がりかつ傲慢で、誰にも従わぬマイペースな魔物。博識で思弁を好む。」

劍雪無名が学問好きなのは、前世の影響だったらしい。


最後編集

親友の一劍封禪がしばしば暴走して吞佛童子になる時でも、優しい劍雪無名は一劍封禪を見捨てず、そばで支え続けた。完全に吞佛童子に戻った一劍封禪に対しても、一劍封禪の人格が残っていると信じ、彼の目を覚まそうとした。だが劍雪無名の思いはかなわず、激闘の果てに狡猾な吞佛童子によって殺された。


劍雪無名の死体は劍僧玄蓮より九峰蓮潃に持ち運ばれ、蓮の池に入れた。劍僧玄蓮が去った後、蓮の池から一株の黒い蓮が生えてくる……。


関連イラスト編集

剑雪无名劍邪 劍雪


関連タグ編集

霹靂布袋戲 霹靂劍蹤

一劍封禪 吞佛童子


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