「不問頂峰又為何,俯瞰天穹不是高。」
概要
称号:劍雪無名(けんせつむめい)
北域伝説の二大剣客の一人、過去を探す者。所持している剣の名前は朱厭。声がやや甲高く、初期は額にバンダナを鉢巻風に巻いている。行動は控えめで、善良かつ楽観的な性格。学問好きな剣客。自身の過去を覚えておらず、迷いを持っている。
梅の花が咲き乱れる梅花塢を住居とする。
名前は「劍邪」となっているが、pixivでは彼に「劍雪無名」のタグをつけたイラストが多い。
プロフィール
朱厭について
朱厭(しゅえん)は元々異度魔界の戦神・吞佛童子の魔剣である。「剣」とされるが、劍雪無名が所持している間では曲刀の形をしている。
かつて北域の高僧・一蓮托生が吞佛童子の魔性を抑えるとき、彼の武器を聖剣「殺誡」と取り換え、朱厭はそのまま劍雪無名の手元に渡る。
正体
※以下ネタバレ
彼の前世は異度魔界の鳩槃神子(きゅうばんしんし)である。かつて北域の高僧・一蓮托生に感化され、魔族だった身は修練を経て、仏性を持つ黒蓮魔胎(こくれんまたい)に転生した。転生の頃はかなり時間がかかったらしく、その間で一蓮托生は絶命したと思われる。
九峰蓮潃(きゅうほうれんしゅう)から出た彼は、過去の記憶もなく、自分の名すらわからないまま広大な北域にさまよう。そんな中で一劍封禪と出会い、彼から劍雪無名の名をつけられた。二人はかけがえのない親友となった。
彼の額には吞佛童子によってつけられた赤い印があるため、最初はこの印を隠すためバンダナを巻いた。
武林の戦乱に巻き込まれながら、彼は自身の過去を探すべく、破戒僧と名乗る劍僧玄蓮と出会う。劍僧玄蓮の導きで、彼はついに真実を知る。劍僧玄蓮は彼に仏門の聖器-蓮讞(れんげん)という剣を渡した。
鳩槃神子に関して、劇中でははっきりしない部分が多い。劍僧玄蓮曰く「強がりかつ傲慢で、誰にも従わぬマイペースな魔物。博識で思弁を好む。」
劍雪無名が学問好きなのは、前世の影響だったらしい。
最後
親友の一劍封禪がしばしば暴走して吞佛童子になる時でも、優しい劍雪無名は一劍封禪を見捨てず、そばで支え続けた。完全に吞佛童子に戻った一劍封禪に対しても、一劍封禪の人格が残っていると信じ、彼の目を覚まそうとした。だが劍雪無名の思いはかなわず、激闘の果てに狡猾な吞佛童子によって殺された。
劍雪無名の死体は劍僧玄蓮より九峰蓮潃に持ち運ばれ、蓮の池に入れた。劍僧玄蓮が去った後、蓮の池から一株の黒い蓮が生えてくる……。
関連イラスト
関連タグ
関連リンク
- 公式紹介文(劍邪)※中国語