概要
ローマ教皇クレメンス3世の1193年の呼びかけにより始まったが、それ以前から神聖ローマ帝国などによる異教徒の諸国に対する征服活動が行われていた。フィンランド人、リトアニア人、ラトビア人、エストニア人、プロイセン人などが征服の対象とされた。
遠征活動にはスウェーデン、デンマーク、ポーランドの他、リヴォニア帯剣騎士団、ドイツ騎士団も参加した。
またドイツ騎士団による正教会を信仰するルーシ地域(現在のロシア)に対する遠征(当時のカトリックは同じキリスト教の正教会ですら異教徒に含めていた)も北方十字軍に含まれる。ルーシ地域への征服活動はルーシ人の抵抗を受け、1242年の氷上の戦いでアレクサンドル・ネフスキー率いるノヴゴロド公国軍に敗れた。
ドイツ騎士団は後にプロイセンを征服し十字軍国家「ドイツ騎士団国」を建設するが、キリスト教に改宗しポーランドと同君連合を組んだリトアニア大公国との戦争に敗れ、プロイセン公国としてポーランドの傘下に入った。
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