北海道中央バス
ほっかいどうちゅうおうばす
北海道小樽市に本社を置き、石狩・後志・空知各地方振興局(旧支庁)管内において路線バスを運行するバス事業者。
免許路線キロ数5241km、272路線・647系統を運行し、保有車両数は貸切車含めて1211両と北海道内最大、全国でも有数の規模を持つ事業者である。
3支庁管内のバス事業者の戦時統合により1943年3月1日に発足。現在は札幌を起点とする高速バス事業が経営の柱になっている。
小樽管内
- 真栄営業所(小樽市真栄)
- 小樽整備工場、ニセコバス小樽営業所を併設。
- おたもい営業所(小樽市オタモイ)
- 余市営業所(余市郡余市町梅川町)
- 余市梅川車庫を併設。
- 岩内営業所(岩内郡岩内町字万代)
- 岩内ターミナル、ニセコバス岩内営業所を併設。
- 小樽ターミナル(小樽市稲穂)
- 周辺に「小樽駅前」停留所がある。
札幌管内
- 平岡営業所(札幌市清田区平岡)
- 最寄り停留所は「平岡営業所」。
- 西岡営業所(札幌市豊平区西岡)
- 最寄り停留所は「西岡4条14丁目」。
- 大曲営業所(北広島市大曲工業団地)
- 最寄り停留所は「大曲工業団地」と「柏葉2丁目」。
- 白石営業所(札幌市白石区川北)
- 旧・札幌市営バスの白石自動車営業所を譲受。整備部札幌整備工場に属する白石整備場を併設。最寄り停留所は「白石営業所」。
- 札幌東営業所(札幌市東区東苗穂)
- 旧・札幌市営バスの東自動車営業所を譲受。最寄り停留所は「東営業所」。
- 札幌北営業所(札幌市東区北四十九条東2丁目)
- 最寄り停留所は「北営業所」および「北49条東3丁目」。
- 新川営業所(札幌市北区新川)
- 旧・札幌市営バスの新川自動車営業所を譲受。最寄り停留所は「新川営業所」。
- 石狩営業所(石狩市花川東二条)
- 千歳営業所(千歳市青葉)
- 江別営業所(江別市向ケ丘)
- 月寒営業所(札幌市豊平区月寒東一条)
- 最寄り停留所は「月寒東1条19丁目」(旧・月寒ターミナル)。
- 旭川営業所(旭川市忠和四条)
- 札幌ターミナル(札幌市中央区大通東1丁目)
・バチぞりバス
1955年(昭和30年)頃に製作された車両。「バチ」とは山で切り出した丸太を運び出すためのソリの一種で、これに幌をつけて冬季に石狩地方を運行した。
牽引車には払い下げられた九五式軽戦車が使用された。
・まき太郎
会社創立50周年記念事業の一環として、戦時中や戦後に活躍した木炭バスを復活させようということになり、ボディとして1968年(昭和43年)式トヨタ・DB100を確保。これに複数の車両からエンジンと各種部品を調達。
木炭によるガス発生装置は空知整備工場が製造を担当し、神奈川中央交通が保有する「三太号」のものを参考にしている。
百項目以上に上る厳しい車検を通過して自家用車として登録されており、公道を走行可能。イベントなどで無料で貸し出されている。将来的には動態保存するとしている。
・ボンネッ太
1966年式のいすゞBXD30というボンネットバス。もともとは四国交通で使われていた車両で、紆余曲折を経て中央バスが購入して1988年に観光路線用の「小樽ロマン号」として導入。1996年に一旦引退したが、2004年に再復帰を果たし、現在も小樽市内の予約制観光ツアー用として使用されている。
・省エネ運転教習車
1988年に導入された日産ディーゼル製の5E形車両を改造した車両。元々は滝川営業所で使われていたが、それを自社の研修用の車両として自家用車として再登録した車両。
中央バス最後の(公道走行可能な)赤白の旧塗装車。