概要
東京都足立区谷中にある東京メトロ千代田線の駅。環七通りの真上にある。
同駅が所在する谷中という地名は台東区(最寄駅で言えば日暮里駅西口)にもあり、混乱を避けるため、南方の綾瀬の名を駅名に取り入れた。ちなみに北綾瀬という住所自体は存在しない。
また、北綾瀬駅前というバス停も存在せず、最寄りバス停は東武バスセントラルの綾瀬警察署前である。以前は都営バスも王子駅〜亀有駅(晩年は、足立区役所〜亀有駅に短縮)系統が乗り入れていたが、既に廃止になった。
駅構造
高架駅だが、単式ホーム1面1線のみ。
線路の北部延長線上に綾瀬検車区があり、その一部を利用する形で開設された。駅番号だけを見れば終着駅に見えるが、1979年の当駅開業時点では本線の列車は綾瀬駅からJR東日本常磐線へ直通し、当駅への乗り入れは綾瀬駅から発着している北綾瀬支線の3両編成に限られていた。
近年、足立区の人口増加に伴い北綾瀬駅利用者も急激に増えつつあり、起点の代々木上原~北綾瀬間直通の10両編成が停車出来るようホームと駅舎も改修された。2019年3月のダイヤ改正に合わせて10両編成の停車が始まったが、車両運用の都合上、3両編成の列車も引き続き運行されている。
駅改修に伴い改札は三ヶ所あり、既存の中央改札(配置は横から縦に変わっている)に加え、しょうぶ沼公園眼の前に設けた南改札、兼ねてから周辺住民の「環七を横切る高架が欲しい」という要望に応えて新設された北改札がある。高架上の北改札と地上の中央改札は一見配置こそ近いがスペースの狭さゆえ改札内でしか繋がっていないため、中央改札側出口から高架に上がれない構造なのがもどかしい所。
この内北改札側の高架から伸びたペデストリアンデッキに直結する商業施設「ららテラス北綾瀬」とロータリーが新設される予定。すでに商業施設が充実している隣駅の綾瀬とは、それらと差別化出来るテナントや広くて余裕のあるロータリーの利便性が期待される。
利用状況
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は37,167人である。
- 当駅が10両対応化を行い代々木上原方面への直通が出来てから利用者が増加しつつある。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 25,227人 |
2009年(平成21年)度 | 25,197人 |
2010年(平成22年)度 | 25,569人 |
2011年(平成23年)度 | 25,225人 |
2012年(平成24年)度 | 25,215人 |
2013年(平成25年)度 | 25,880人 |
2014年(平成26年)度 | 26,588人 |
2015年(平成27年)度 | 27,878人 |
2016年(平成28年)度 | 29,278人 |
2017年(平成29年)度 | 30,869人 |
2018年(平成30年)度 | 33,383人 |
2019年(令和元年)度 | 37,943人 |
2020年(令和2年)度 | 31,000人 |
2021年(令和3年)度 | 33,456人 |
2022年(令和4年)度 | 37,167人 |
隣の駅
C19 綾瀬駅 - C20 北綾瀬駅
関連タグ
博多南駅…同じく車両基地の一部を改造して造られた駅。