概要
CV:伊藤かな恵
ヒロインの1人。中等部三年生で凪沙の友人。語尾を過去形にした喋り方をする。自分が育った修道院跡地で野良猫を育てていた程の優しさとその雰囲気や美少女っぷりから”中等部の聖女”などと呼ばれている。語尾に「〜でした」と付けて話すなど特徴的な喋り方をする。
実はアルディギア前国王の隠し子、すなわちラ・フォリアの叔母にあたる人物であり、彼女と瓜二つの容姿と強力な霊媒としての資質を持つ。
義父・賢生の手により「模造天使」に変えられそうになるが、古城と雪菜、そしてラ・フォリアの尽力で回避された。
事件後は那月が後見人となっている。なお、古城の正体については那月が適当に吹き込んだ「正義の味方」だと思っている。古城の事を「お兄さん」と呼び、慕っておりそれは後述の吸血行為をされようが裸を見られようが揺るがないほど強い。
ラ・フォリアや彼女の両親であるアルディギア現国王・王妃からはもう1人の家族・娘同然に存在を受け入れられている。ちなみに王妃との関係は歳の離れた姉妹に当たる。
プライベートでは凪沙の他にも雪菜やアスタルテとも仲が良い。
10巻で古城に吸血行為をされたことで、古城はアルディギア王国をある意味で敵に回すことになった。
…が、後に古城がヴァトラーを退けたこともあって、寧ろ国単位で気に入られ、敵に回ったのは現国王のみとなったのだが。
本編終盤では、眷獣により暴走した古城を止めるために指輪を受け取り、血の伴侶の1人となった。
未来で誕生する可能性がある暁零菜からは彼女の言動から察するに零菜が生きている未来では姉貴分的な立ち位置になっている様子。
能力
模造天使に仕立てられた理由の一つでもある霊媒の資質は生来のものであるため事件以降も健在。直接戦闘手段こそもたないもののその無尽蔵に近いとまで称される霊力でニーナ・アデラードの魔力攻撃に際しては彼女と協力し、一種のエネルギータンクのような役割を果たしている。