同志社前駅
どうししゃまええき
1986年4月1日、上田辺駅(現在のJR三山木駅) - 田辺駅(現在の京田辺駅)間に新設開業した。国鉄の駅では初めて学校名を冠した駅である。その由来となっている同志社大学京田辺キャンパスへの最寄り駅である。
株式会社JR西日本交通サービスによる業務委託駅で、長尾駅が管理する。
片面ホーム1面1線の地上駅。電車の折り返しに対応するために場内信号機と出発信号機を設置。停車するすべての電車は自動でドアが開かず、乗客は電車のドア開閉ボタンを操作する。
開業当初は現在と同じ片面ホーム1面1線の棒線駅だったが、有効長は4両分だった。1989年3月11日に片面1面1線を増設し、相対式ホーム2面2線となった。このうちかつて使われていた2番のりばは木津寄りが行き止まりであり、当駅折り返しの電車専用だった。多くは1番のりばで折り返すものの、ダイヤが乱れた場合などは2番のりばでも折り返していた。駅舎のある1番のりばと2番のりばは木津寄りにあった構内踏切で結ばれていた。
駅舎には寝台特急などに使われた583系電車の車体があり、喫茶店も営業していた。閉店後も待合室となっていたが、京田辺市・JR西日本・同志社大学の間で建て替えが決まった。2005年に同志社大学京田辺キャンパスをイメージした外観の駅舎が完成した。
ホーム有効長が4両分しかなかったため、京橋方面からの電車は1つ手前の京田辺駅で7両編成から後ろの3両を切り離し4両編成となり、さらに当駅止まりの電車は京田辺 - 当駅の1駅間だけ4両編成となる非効率な運用となっていた。2010年3月13日のダイヤ改正に合わせ、木津 - 当駅間のホームを7両編成分に延伸し、学研都市線全線で7両運転が開始された。当駅では、2番のりばを閉鎖、つながる構内踏切を撤去し、通路の一部をホーム延伸に活用した。2番のりばのホーム自体は現在も残っている。
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は4,660人である(京都府統計書より)。