概要
アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場。
型式番号・正式名称ともに不明であり、媒体によっては「博物館のMS」などとも呼ばれる。
ハヤト・コバヤシが館長を務めるケープケネディの戦争博物館に展示されていたモビルスーツ(MS)。
機種の異なる2機が存在し、うち1機はバイザータイプの頭部が胴体にめり込み、腰部が存在せず、巨大なバックパックを背負ったアンバランスな体躯を持つ。塗装はオリーブドラブ。
もう1機は、頭部こそ動力パイプが露出したザク系列に近い意匠のものだが、全体的なデザインはウォーカー・ギャリアに酷似している(ただし、腰部のホイールがなく、各部にバーニアが付け足されているなどの差異がある)。塗装は濃赤色。
書籍『MS大全集』シリーズでは地球連邦軍の試作機ではないかと推測されたことがあり、確認された時期から一年戦争とグリプス戦役の間に開発された機体とも考えられるが、れっきとしたアニメ作品に登場するMSであるにもかかわらず、後発の作品での設定の補強などは一切なされていない。
一方で、ギャリア似の機体のほうは妙に露出の機会があり、アニメ『ガンダムビルドファイターズ』では聖鳳学園模型部の部室に飾られている作例の1つとして、アニメ『ガンダムビルドダイバーズ』では変則フラッグ戦に臨む有志連合の1機として改造ガンプラが登場している。
また、ゲーム『スーパーロボットスピリッツ』では、ウォーカー・ギャリアの3Pカラーが「名もなきモビルスーツ」の塗装に酷似したものになっている。
関連タグ
ライディーン ダイターン3 鉄人28号 - アニメ『機動戦士ガンダム』のア・バオア・クー戦にてジムの編隊に紛れ込んでいる。ある意味先例。