概要
鹿児島市は鹿児島湾(錦江湾)の対岸にあり、その間には桜島を有している。
薩摩藩時代には、一門家の垂水島津家の所領と牛根郷が存在していた。垂水島津家は佐土原藩主家島津家の本家にあたるほか、一門家の制度ができた当初、例外的に本来筆頭の重富島津家を差し置いて一門家筆頭になっていたことがあり、国宝・島津家文書の一つで、宝暦年間の分限帳でもそのことが明示されていた。
市西部に隣接する桜島はかつては離島だったが、1914年(大正3年)1月12日に発生した噴火によって、垂水市と地続きになった。
因みに市制移行は1958年(昭和33年)10月1日となっている。
市内には鉄道を通っておらず、鹿児島市のアクセスは垂水港への船舶での移動がメインとなる。
旧薩摩藩ではほぼ唯一といえる地頭仮屋の建築物の遺構・「お長屋」が現存している。