概要
人類解放軍の野村が開発した各種ドライバーに適応がない人間でも仮面ライダーに変身できるようになるという「対オルフェノク最終兵器」のドリンク剤。
黒いキャップの茶色い栄養ドリンクに似た瓶に入っており、ラベルには「変身一発」と吹き出しに入った「対オルフェノク最終兵器」の文字、そして本体下側には眼鏡のマークに「野村研究所」と書かれている。
元々は帝王のベルトを人間でも使用可能にする事を目的として開発された物で、開発者の野村曰く「使用すると死ぬ(可能性がある)」そうだが、実際には変身者への影響は特になく、代わりにドライバーが灰化してしまう。
劇中では人間解放軍を襲うライオンオルフェノクと戦う為に菊池啓太郎が服用し、カイザドライバーを使って仮面ライダーカイザに変身。
何とかライオンオルフェノクを撃破する事に成功するが、直後にドライバーが灰化し変身解除してしまった。
劇場公開版では啓太郎は一本飲むだけで変身を成功させているが、ディレクターズカット版では一度変身に失敗し、野村から受け取ったもう一本を飲んで今度こそ変身に成功した。
余談
DC版で追加された演出は、おそらく劇場版におけるカイザギアがファイズギアと同様に適合者でなければ変身できない設定である事を見せる為だと思われる。
TV版と劇場版ではカイザギアの設定が異なり、TV版では適合していない普通の人間でも変身可能である(ただし変身こそできるが適合者でない場合は灰化して死んでしまう)為、劇場版のカイザギアがTV版と同じ設定だと変身一発の存在意義が無くなってしまうからである。
なお、本来使用が想定されていた帝王のベルトには「変身時に発生するエネルギーがすざまじく、選ばれた者でなければ耐える事ができず灰化して死んでしまう」という設定があるが、変身一発を飲んで変身すればこれを無効化出来るのかは不明である。