概要
南海電気鉄道の路線の1つで、南海本線の支線にあたる。大阪府岬町のみさき公園駅から同町の多奈川駅までを結ぶ2.6kmの路線。全線単線電化、1944年開業。
途中の深日港駅から淡路島方面を結ぶフェリーに接続するためのアクセス路線としての機能を果たしていた。難波駅から直通の急行「淡路号」が運行されていたが、このルートの利用者の減少のため、1993年に「淡路号」が廃止され、のちに明石海峡大橋の開通も重なって航路自体も廃止されている。結果的に多奈川線の利用者は少なくなってしまった。現在はみさき公園を除き全て無人駅である。
線内を往復する普通車のみが運行されている。ズームカー2200系2両編成によるワンマン運転。1編成をピストン運用させて現在は1時間につき2~3本を運転している。