概要
大筒木一族の祖先。一族が目指す神になった存在。故人であり、作中人物の会話にのみ登場する。
数千年にわたり楔による転生を繰り返すことで死をも克服し、チャクラの実を食らい続け、進化を繰り返すことで神へと至った。
他の大筒木と比べても別格の能力を持ち、「神術」と呼ばれる力を使いこなす。
遺体から採取されたDNAを他者に移植することで、その能力を被験者は手にすることが可能(ただしいずれかを得られるだけでどのような能力を与えられるかは不明)。
三途アマドが作り出した人造人間にはもれなくその細胞が移植されている。
現在は死亡しており遺体だけが残っているが死んだ理由は不明。アマドは「進化を重ね、凄まじい力を得て、高次元の存在となり物理的な肉体を自ら捨てたのでないか」と推測しており、実際にモモシキはその説を肯定している。
名前の由来は紙芝居。
神術一覧
全能
シバイの用いる最大最強の神術。
読んで字のごとくどんな願いでも自分の意のままに叶えて常識を捻じ曲げることができる万能の力であり、シバイ以前にも何度か「神」となった大筒木が用いていたという。
作中ではエイダに顕現したが、ただの人であった本人にはその全ては扱いきれず、その力の一端として「魅了」(誰にでも愛されたい願望)という形で能力が現れ、またその力を通してカワキの願望であるボルトとカワキの立場の認識を入れ替えるという能力も発揮された。
その強制力は凄まじく今まで扱っていた常識を強引に変えても、初めは違和感を感じることもあるが徐々に当たり前のことだと思うようになる。変わったことに気づくには物的証拠などを根拠に自身の記憶を疑うしかないが、生まれる前に根付いたルールなどの常識を変えられていたらもはや防ぐのは不可能。
ただし、「全能」を扱った血縁や大筒木一族(体が作り変わったボルトとカワキも含む)には効かない。また理由は不明だがうちはサラダと筧スミレにも全能が効かなかった。
千里眼
「自身が生まれて以降の過去から現在までの事象」を見通すことができる神術。距離や場所を問わず文字通りあらゆる事象を見通す事が可能。
反射
相手の攻撃を反射する能力をもつ神術。
厳密には「自身に害意を抱いた相手が想像した攻撃の結果を、そのまま本人に跳ね返す」というもの。
爪痕
自身のチャクラと血中の鉄分を混ぜてベルトの様な形状の特有のマーキング「爪痕」として配置し、爪痕間を自在に移動できる神術の一種。
作中ではコードが発現し、人神樹にも特性が受け継がれた。
十方
起こりうる全ての未来を「視る」事ができる神術。
基本的に未来は一本道ではなく、数多の可能性を秘めているがそれら全てを見透すことが出来る。
副次的だが「全能」の発現を未来視出来ていれば、記憶の改竄起こっていてもその状況を客観視することが可能になる。
作中では瀕死の果心居士に突然発現した。