概要
旧暦1830年12月10日(グレゴリオ暦1831年1月23日)~旧暦1844年12月2日(グレゴリオ暦1845年1月9日)
説明
江戸時代後期で使われた元号の1つで、236番目の元号である。
由来は『尚書』の一節「欽崇天道、永保天命」から来ている。
第11代将軍・徳川家斉の治世は後期。天保8年9月からは家斉の次男・徳川家慶が第12代将軍となったが、家斉は天保12年の逝去まで「大御所」として幕政の実権を握り続けた。
- 天保年間は江戸三大飢饉の1つである「天保の大飢饉」が発生。天保8年の大塩平八郎の乱や生田万の乱に便乗する形で、各地で一揆や打ちこわしが相次いだ。
- 天保12年に大御所・家斉が逝去すると、老中首座の水野忠邦らが幕府財政再建のため「天保の改革」を断行、しかし既に幕府の権威が低下しており社会も混乱したため(水野の失脚で)2年で終了してしまう。