ギルモア博士「敵と戦って死なず、国敗れて敵国の残忍な武器の実験材料にされ沈められてしまった…もし長門に武人の心あらば、どんなにか悔しかったことだろう!」
概要
旧昭和版の16話。
放送日:1968年7月19日
脚本:辻真先
反戦、反核のメッセージが込められたエピソード。
旧ゼロの中でも一・二を争うほど有名なエピソードであり、2024年には009生誕60周年記念企画として早瀬マサト(石森プロ)の作画によりコミカライズが連載された。
あらすじ
真珠湾が突如旧日本軍の戦闘機に空襲され、アメリカ軍艦船が撃沈されるという事件が起こった。同様の事件は次々と発生し、ついには旧日本海軍の戦艦長門がビキニ環礁から浮上、放射能をまとったままサンフランシスコへ動き出す。米海軍は長門を総攻撃するも、全く相手にならず一方的に蹂躙される。サイボーグ戦士たちはドルフィン号で出動し、放射能避けの防御プラスチックを浴びた008と009が長門の推進機関を止めようとするが、アメリカ軍は長門に原爆を投下することを決定してしまう…。
登場する亡霊兵器
関連項目
悲劇の獣人:前話(第15話)。こちらも今では放送不可能なほど反戦メッセージが色濃い。