概要
大阪府河内長野市と千早赤阪村の市街地と山麓の全域を指して奥河内という。キャッチフレーズは「ちかくて、ふかい」。
提唱者によると、従来の北河内、中河内、南河内の三つの分類から南河内のみを「南河内」と「奥河内」の二つに分割し、河内を四つに分けたのが原点という。平成22年4月に当時の河内長野市長や商工観光課に提出された『河内長野市の振興に関する提言』が奥河内の初出である(詳細は外部リンクを参照)。
奥河内は行基や空海の伝承が残るほか、長野温泉や天見温泉といった温泉地として栄えた歴史がある。近年では観光行にも力を入れており、大阪府内最高峰の金剛山・ススキの茅場が広がる岩湧山・滝畑四十八滝などを中心とした登山・ハイキングなどのアウトドア、世界遺産高野山まで続く高野街道・金剛寺・観心寺・松林寺・盛松寺や楠木正成はじめ楠木氏と縁の深い建水分神社・上赤阪城跡など信仰の地や歴史の地としても知られる。
一部では河内長野市と千早赤阪村に加えて隣接する富田林市と和泉市の一部を含めて奥河内地域とする誤った定義が広まっているが、前述のとおり提唱者による奥河内の定義は河内長野市と千早赤阪村の市街地と山麓の全域である。