「オレはZ32しか速くできない男だからサ」
「自分の青春にオトシマエをつけたい・・ 笑います? そんなコト言ったら・・・・」
概要
『幻のF1タービン』編に登場したチューナー。フルネームは不明。
かつてPMCレーシングにメカニックとして所属し、全盛期の谷田部でZ32型フェアレディZを200マイル(=320km/h)に持っていった凄腕のチューナー。同年代に生まれたR32型スカイラインGT-Rの存在を認めつつも「オレの評価ではGT-Rよりも上」と断言するほどZ32に入れ込んでいる。一方で恩人である富永からは「あいつ(山下)がZじゃなくてGT-Rをやっていたら、間違いなく名の知れたチューナーになっていた」と言われている。
ある谷田部アタックにて木村のとっつぁんから譲り受けた幻のF1タービンを装着後ブローさせてしまい、失意のまま第一線を去った。現在はマコト曰く「名前負けしているプレハブの掘っ立て小屋」と言われる小規模なショップ・山下ファクトリーの代表として細々と経営を続けている。
インプレッサを売却し過去を清算しようと奮闘するマコトと偶然出会い、自身が足車として乗っているZ32を代車として快く貸し出し、マコトが希望する額でインプレッサが売れるよう手伝うことになる。その過程でマコトがZ32に惹かれていき、「追いたいクルマがある」と悪魔のZの存在を聞かされたとき、自身のチューニングの集大成として富永やアキオ、高木らの協力も得てZ32に再び魂を込める(このときマコトからはチューニング費用としてキャバクラで稼いだ100万円を送られていたが、山下は極力その金銭には手を付けず自前の特製パーツを駆使してZ32に改造を施した)。