概要
1983年10月31日生まれ、大阪府出身。ポジションは投手。
大阪桐蔭高校時代は2年秋からエースとなるが、この時に1型糖尿病を発症。インスリン注射が一生欠かせなくなった。
1年先輩に桟原将司(阪神→埼玉西武)がいる。その後関西大学に進学し、2005年オフのドラフト会議にて希望入団枠で阪神タイガースに入団。
3年目の2008年に一軍先発ローテに定着し、この年に初めて10勝を挙げる。2009年にはWBC日本代表にも選ばれ、中継ぎとして2試合に登板した。シーズンでは7勝どまり。
2010年は左肘を故障し手術を受けた後にリハビリへ専念したため公式戦登板が無く、翌2011年に復帰。打線の援護に恵まれず9勝13敗と2ケタ勝利は逃したが、防御率は2.29とチームトップをマーク。2012年は1年中不振で8勝どまり。
2014年は9勝8敗・防御率3.22、2015年は8勝10敗・防御率3.22を記録したが、それ以降はそれ以外は一軍と二軍を行き来した。NPB通算60勝を挙げ、2021年シーズン終了後現役を引退した。
人物
「1型糖尿病患者」の治療研究を目的として、現役時代は2009年から「今季勝利数×10万円」を「1型糖尿病研究基金」へ寄付する活動を行なっていた。
2017年にはその研究への助成基金として「岩田稔基金」を設立、同基金を元に400万円の研究助成を行うなど継続的に社会貢献活動を続けている。