概要
「蹂躙しろだなんて、たまらないわ!」
- ランク:EX
- 種別:対心宝具、対人宝具(FGOゲーム内表記のみ)
- レンジ:1~999/20~500(FGO)
- 最大捕捉:1人/1000人(FGO)
邪魔者には、そろそろご退場願おうかしら?
フフフッ、アハハハハ!此れなるは五弦琵琶、全ての洛を飲み込む柱。消えなさい!
さぁ、飲み込まれてしまいなさい。……弁財天五弦琵琶(サラスヴァティー・メルトアウト)!
本来は対心(対人)ではなく対衆、対都市、対界宝具。
戦闘や戦士に用いるものではなく、一定の文明を築いた文明圏に用いるもの。
メルトリリスの蜜は肉体だけでなく精神まで甘く溶かす。
この宝具はそのコミュニティーの良識・道徳をとろけさせ、群体のように一体化させてしまう。そうして身も心も社会もスライム化したものを踏みにじり、吸収するのが本来の力である。
非戦闘員に対して絶大な効果を発揮するあたり、メルトリリスのたちの悪さがにじみ出ている。
材料になったものは七福神の一柱であり、宗像三女神、宇賀神などと同一視される女神、弁財天。自然現象、中でも水や風、音楽や言葉、弁舌、詩文といった”流れるもの”を操る弁財天の琵琶を宝具としてカタチにしたもの。
彼女は創造神ブラフマーによって生み出されたがあまりの美しさに自らの伴侶にと望むブラフマーの熱烈な視線に耐えきれず、必死に逃れようとした経緯がある、愛に臆病な女神である。
サラスヴァティーは芸術や学問を司る女神であり、弁財天として崇拝されるようになってからは財物の増進にも権能を持つようになった。
『Fate/EXTRA-CCC』
戦闘では全能力を解放して激流を生み出し、遥か上空に跳躍。激流で相手の動きを止めたあと急降下し蹴りを見舞い、敵を身に宿していた力諸共残さず溶解・吸収する技となっている。さらにidーes(イデス)メルトウイルスの併用により相手の有利な状態変化を奪い取り自分の物にする。
特に赤セイバーは「時を縫う聖者の泉」や「三度、落陽を迎えても」などの自己強化スキルを得意とするため、立ち回りに大きな制限が入る。
逆に言えば状態変化による性能アップに頼らない戦術をとっている場合はただ痛いだけの攻撃となる。
ちなみに、初期案では相手を水の渦に叩き落とし、動きを封じた状態で徹底的に蹴り倒し、互いに絶頂を迎えてフィニッシュとするというかなりアレな宝具であった。裏ボスのアレがOKでこれがNGとは、よほど過激な演出だったのだろう。
『Fate/GrandOrder』
身も心も、生きていた痕跡すらも溶かしてあげる
行くわよ行くわよ行くわよ行くわよ!弁財天五弦琵琶(サラスヴァティー・メルトアウト)!
種別はQuickで、効果は【3ターンの間自身のQuick性能アップ<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体の強化状態解除&超強力な攻撃】。
当初の効果は【敵単体に超強力な攻撃+強化状態解除&3ターンの間自身のQuick性能アップ<オーバーチャージで効果アップ>】だったが、2024年10月に強化クエストが実装。Quick性能アップ+敵への強化解除が攻撃後から攻撃前に入るようになった。
舞台がSE.RA.PHではないため、本来の効果を絞り、物理攻撃特化に調整されているとの事で、バフ強奪もバフ打ち消しへと弱体化している。
演出はまず突撃し、対象の周囲を回転しながら切り裂き渦を発生させ上昇、頂点から出て渾身の一撃をお見舞いする動きになっている。
宝具発動の際の台詞は上記のものも含めて2パターン存在しているが、上記の台詞は加虐体質のメルトリリスらしいとも言えるかもしれない。
関連イラスト