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当然の結果です

とうぜんのけっかです

「当然の結果です」とは、アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」6話のプロデューサーの台詞が視聴者に間違って覚えられたものである。
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概要編集

本記事名の元となった台詞の初出は、アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」第6話「Finally, our day has come!」終盤のこと。

元の台詞はメイン画像の通り「いいえ、今日の結果は当然のものです」である。


一体どういう出来事だったのか詳しく解説すると、

これはニュージェネレーションズの初ライブ観客数が理想の成功例(バックダンサーとして飛び込みで参加した城ヶ崎美嘉のライブ)よりも遥かに少なかった、つまりライブを失敗させてしまったと考えて落ち込む本田未央に対し、プロデューサーが「新人のライブなのだから十分に成功だった。美嘉より観客数が少ないのは当然だ」という激励・賞賛の「つもり」で発した言葉であった。


ここまでの概要を読んで「え?」と思った人も多いであろう。当たり前だが、誰が聞いても更に責めてとどめを刺しているようにしか聞こえない台詞である。


P直々にユニットリーダーに任命され(2期でP自身がそう発言している)、初ライブを成功させようと卯月の自己レッスンに率先して付き合ったり、情報伝達等にも奔走し、その責任を果たそうと努力を重ねていた未央。

その結果が、「自分のせいで観客が来なかった」「ライブの失敗に卯月を巻き込んでしまった」「無様な姿をクラスメイトに見られてしまった」と思い込む状況になってしまった(そのうえで自身の言動が単なる八つ当たりだと自覚していた)未央は、Pの言葉を「酷い結果になったのは未央のせいなので当然」という非難と誤解し(誰が聞いてもそう聞こえるのでこれは完全にPのミス)、先述したリーダーの責務をも否定されたと感じ、プロジェクトから逃げ去ってしまう。(周りにいた卯月と凛も客入りの悪さを見て終始動揺しており、「今日の結果は当然のもの」という言葉にも驚いているので、未央だけが状況・言葉の意味を曲解したわけではない)


一方、P自身はライブの結果になんら不満を抱いておらず(引き合いに出されている美嘉も大成功だと認識していた)、未央をフォローする言葉を続けるつもりだったはずである。しかし、言葉のチョイスが悪かった為に未央を自暴自棄にさせてしまい、更に未央の「アイドル辞める!」という捨て台詞にP自身が動揺してしまったことで彼女の後を追うことすらできず、状況を収拾することが出来なかった。


こうして楽観的でポジティブな性格と思われていた未央の意外な脆さと責任感の強さ、そして有能だが不言実行であるが故に、「新人だからというフォローの言葉や事前説明すら一切しない」という、プロデューサーとしては致命的なコミュニケーション不足(前々の話から凛やみく、莉嘉に対する説明不足等の対応ミスで片鱗は何度も見せていた。今回の件に関しても、未央が過剰な期待を抱いていることを見逃した描写がある)が露呈し、物語は序盤の山場を迎えたのだった。


最終的に、続く7話では、プロデューサーは過去のトラウマ(そのコミュニケーションに問題がある性格から担当アイドルを何人も引退に追い込んでしまっていた)から担当アイドルとまともに会話や情報伝達すら出来なくなっていた事が部長の口から語られ、当人もその事を反省し、未央に対し改めて会話の機会を設け、きっちりと誤解を解く事に成功。

未央側も誤解だったことを理解・反省し、Pへの不信感から部署から去る決断をしかけてスケジュールに穴をあけていた凛と共にプロジェクトメンバーに全力の謝罪をして回る事で、この一件は無事解決を見るのであった。



しかし、怒濤の展開であった6話終盤の1つ1つの台詞を正確に記憶するのは極めて難しく、未央の複雑な心境が理解出来なかったり、Pの意図は(悪く言えば現実が見えておらず、だだをこねている)未央を冷たく突き放すことだと誤解した視聴者も多かった。

その結果、放映直後から数年間は話の内容を正確に理解しようともせず、安易に未央を叩きに回るという視聴者も多かった。

現在では大分内容の理解が進み、「P側の情報伝達の欠落、最終的には無意識の暴言が全ての原因である」「ただ、P側・アイドル側双方が未熟だったために起きた事であり、その後は概ね改善されたので良し」という評価が大半を占めている。



その後、正確な台詞でないことはあちこちで指摘されて周知されてきたものの、やはり元の台詞より圧倒的に使いやすく、かつ、元ネタは伝わるためあえて使う人も多く良くも悪くも定着したようだ。ツイッター上で展開されたため140文字に収める都合もあったと思われる。


かくして通称「ちゃんみおコピペ」「ぜんぜん違うじゃんコピペ」としてだいたい下に掲げるような感じの掛け合いネタになりしばらく流行した。渋谷凛の台詞(7話の「この状況は何なの?」)も混じっているが、上にあるようにわかりやすさ重視である。そのあたりは作者により原作通りの流れに寄せたりさらにネタに趨ったりやめたり他のをはじめたり人それぞれである。


未央「ぜんぜん違うじゃん!」

武P「……」

未央「言ったよね!?すごいライブやるって…なのに、この結果は何!」

武P「当然の結果です」

未央「当然?ひどいよ、なんで…私がリーダーだったから?もういいよ、私、アイドルやめる!」


ちゃんみお競馬編集

本台詞周りの会話の改変から発生した、競馬予想(ちゃんみお競馬)などを中心とした大喜利企画については、「当然の結果です(競馬)」の記事を参照。


アイマス系以外で編集

もちろん一般的な言葉であるためアイマス・デレマスに関係なく偶然使われることはある。

pixivでは2009年2010年に1つずつタグが付いている。


関連タグ編集

アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ) 武内P 本田未央

言ってないセリフシリーズ 誤記 うろ覚え ツッコミ

ちゃんみおは不憫


ネットスラング

足なんて飾りです … 類似の改変例。元台詞は「足は付いていない」「あんなの飾りです!」

おれは人間をやめるぞ! … 初期の鉄板ネタ

ワザップジョルノ … 姉妹コピペ

失みフ辞 … デレマス界隈の「やめる」ネタの先輩

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