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当然の結果です

とうぜんのけっかです

「当然の結果です」とは、アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」6話のプロデューサーの台詞が視聴者に間違って覚えられたものである。
目次 [非表示]

はじめに

本記事では以下の内容について解説する。

  • アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」第6話終盤で出た本記事名と近似した台詞とその台詞が出るまでの経緯
  • 本台詞周りの会話の改変から発生した、競馬予想(ちゃんみお競馬)などを中心とした大喜利企画

なお、『ちゃんみお競馬』については主に肯定的立場と否定的立場に立つ両者から記述が行われており、中立的な記述に努めるのは言うまでもないがそれぞれの立場を完全には脱しえない事をご承知おき願いたい。

否定的立場からの意見ではあるが、人を大きく選ぶ内容であるため、該当する内容の視聴や本記事の閲覧には注意されたい


そもそも何があったのか?非常に誤解されやすい、原作における発端の出来事の解説

6話の元の台詞はメイン画像の通り「いいえ、今日の結果は当然のものです」である。


一体どういう出来事だったのか詳しく解説すると、

これはニュージェネレーションズの初ライブ観客数が理想の成功例(バックダンサーとして突如参加が決定した城ヶ崎美嘉のライブしか成功例を知らないのでやむを得ない)よりも遥かに少なかった、つまりライブを失敗させてしまったと落ち込む本田未央に対し、プロデューサーが「新人のライブなのだから十分に成功だった。美嘉より観客数が少ないのは当然だ」という激励・賞賛の「つもり」で発した言葉であった。

ここまでの概要を聞いて「え?」と思った人も多いであろうように、当たり前だが、誰が聞いても更に責めてとどめを刺しているようにしか聞こえないセリフである。


P直々にユニットリーダーに任命され(2期でP自身がそう発言している)、初ライブを成功させようと卯月の自己レッスンに率先して付き合ったり、情報伝達等にも奔走し、その責任を果たそうと努力を重ねていた未央。

その結果が、「自分のせいで観客が来なかった」「ライブの失敗に卯月を巻き込んでしまった」「無様な姿をクラスメイトに見られてしまった」と思い込む状況になってしまった(そのうえで自身の言動が単なる八つ当たりだと自覚していた)未央は、

その言葉を「酷い結果になったのは未央のせいなので当然」という非難と誤解し(誰が聞いてもそう聞こえるのでこれは完全にPのミス)、先述したリーダーの責務をも否定されたと感じ、プロジェクトから去ってしまう。(周りにいた卯月と凛も客入りの悪さを見てから終始動揺していた為、未央だけが状況・言葉の意味を曲解したわけではない)


こうして楽観的でポジティブな性格と思われていた未央の意外な脆さと責任感の強さ、そして有能だが不言実行であるが故に、「新人だからというフォローの言葉や事前説明すら一切しない」致命的な言葉足らずを発症しているプロデューサーの欠点とトラウマが(前々の話から凛やみく、莉嘉に対する説明不足等の対応ミスで片鱗は何度も見せていた)露呈し、物語は序盤の山場を迎えたのだった。


最終的に、続く7話では、プロデューサーは過去のトラウマ(そのコミュニケーションに問題がある性格から担当アイドルを何人も引退に追い込んでしまっていた)から担当アイドルとまともに会話や情報伝達すら出来なくなっていた事が部長の口から語られ、当人もその事を反省し、未央に対し改めて会話の機会を設け、きっちりと誤解を解き、説明をする事に成功。

未央側も誤解だったことを理解・反省し、同じく部署から去る直前まで行ってスケジュールに穴をあけていた凛と共にプロジェクトメンバーに全力の謝罪をして回る事で、この一件は無事解決を見るのであった。



しかし、怒濤の展開であった6話終盤の1つ1つの台詞を正確に記憶するのは極めて難しく、未央の複雑な心境が理解出来なかったり、未央と同様にPの言葉は相手を冷たく突き放す為の台詞だと誤解した視聴者も多かった。

その結果、放映直後から数年間は話の内容を正確に理解しようともせず、安易に未央を叩きに回るという視聴者も多かった。

現在では大分内容の理解が進み、「P側の情報伝達の欠落、最終的には無意識の暴言が全ての原因である」「ただ、P側・アイドル側双方が未熟だったために起きた事であり、その後は概ね改善されたので良し」という評価が大半を占めている。



その後、正確な台詞でないことはあちこちで指摘されて周知されてきたものの、やはり元の台詞より圧倒的に使いやすく、かつ、元ネタは伝わるためあえて使う人も多く良くも悪くも定着したようだ。ツイッター上で展開されたため140文字に収める都合もあったと思われる。


かくして通称「ちゃんみおコピペ」「ぜんぜん違うじゃんコピペ」としてだいたい下に掲げるような感じの掛け合いネタになりしばらく流行した。渋谷凛の台詞(7話の「この状況は何なの?」)も混じっているが、上にあるようにわかりやすさ重視である。そのあたりは作者により原作通りの流れに寄せたりさらにネタに趨ったりやめたり他のをはじめたり人それぞれである。


未央「ぜんぜん違うじゃん!」

武P「……」

未央「言ったよね!?すごいライブやるって…なのに、この結果は何!」

武P「当然の結果です」

未央「当然?ひどいよ、なんで…私がリーダーだったから?もういいよ、私、アイドルやめる!」


ちゃんみお競馬の解説

正確な時期は不明だがTwitter上で流行しているネタ。最近はこっちが主流である。

なお、下記のテンプレの形になる以前、上記のネタが流行した際にすでに競馬関連の投稿が見られる。


逆神武内Pの予想に従って馬券を買ったものの外した未央が武内Pを問い詰めて競馬を辞める。


未央「全然違うじゃん!」

武内P「……」

未央「言ったよね?『有馬記念は(ここに予想と展開を記してください)』って! この結果は何?」

武内P「(ここに本命馬の敗因を記してください)……当然の結果です」

未央「もういいよ!私、競馬やめる!」


そして次の週にはまた同じやり取りが繰り返されてちゃんみおは毎週競馬を辞めている。

レース決着後にいかに速く分析して内容をまとめて投稿するかが職人の腕の見せ所であり、また添えられる画像にも個々人のセンスが見られる。

なお、別にいつも辞めているわけではなく、勝って「私、競馬辞めなくてよかった!!」となる事もある。


そもそもが競馬のその時々のレースへの反応という時事性が強いものなので期間イベントとリアルイベントで展開するシンデレラガールズとは良くも悪くも結びついており、たとえばMERRY-GO-ROUNDOME!!!「夏」公演当日は本職の競馬記者も投稿して未央のソロ曲から始まったライブを掩護した。


第8回シンデレラガール総選挙でも選挙活動の一環として実施され、投稿者や愛好家も多数投票した。それがどの程度寄与したかは不明だが、未央は遂に悲願の優勝を遂げた。テンプレートに則った祝福メッセージが界隈を賑わせたのは勿論の事、関係メディアからも祝福の声が寄せられたのだが、ちゃんみお競馬ファンの中にはこの結果を見てはじめてアイドルマスターシンデレラガールズのキャラクターだと知ったという微笑ましいエピソードもある。

この週末に行われた第86回東京優駿大競走(日本ダービー)はいやが上にも注目を集めることとなったが、12番人気の馬が優勝するという大波乱となり、レース自体の注目度と合わせてたくさんのちゃんみお競馬が寄せられ、8代目戴冠を祝う事となった。また、戴冠を期に廃れてしまうのではないかという不安の声も払拭されたのだった。


そもそも未央は馬券を購入できない事もあり批判的な意見もある一方で、毎週のレースの内容をわかりやすく解説していたり、ドナキチ中の人ウマ娘と共にモバPの競馬に対する嫌悪感を払拭した、ガチャで感覚が麻痺しかけたが競馬(ギャンブル)の怖さを実感させられるなどの肯定的な意見も存在する。

本田未央が中心となるのはもちろんだが、「競馬やめる!」で掉尾を打ち枯らすまでの過程で様々なアイドルが種々の競馬情報を呟いたり、AR機能で競馬場やウインズにいるアイドルの姿が投稿されたり、ドバイワールドカップや凱旋門賞など外国でレースが行われる際には現地語で投稿され、さらには競艇やオートレースも辞め、地元プロデューサーが地方競馬の結果を地方色豊かに投稿して、本田未央一辺倒ではないシンデレラガールズ全体の競馬コンテンツへと成長しつつあり、休日の風物詩として新たなサザエさん症候群を惹起している。


検索する場合には「ぜんぜんor全然」「やめるor止めるor辞める」などの表記ゆれが見られるので楽しむ際には心に留められたい。そのためにも投稿者はハッシュタグ#ちゃんみお競馬の使用が推奨される。また、有志によってまとめも制作されている。

もっとも、その日のレースや馬の名前で検索するのが一番手っ取り早いかも知れない。

そして、ちゃんみお競馬の流行によって初期のやめるネタも逆輸入の形で復興しているようだ。

競馬以外の題材でも国内外問わず各種スポーツや格闘技、コンテストやコンクール、はたまた選挙や住民投票・国民投票にいたるまで(下馬評どおりでも番狂わせでも)当てはめてネタにするパターンもあり、その当事者たちにテンプレを語らせるネタも時折見られる。


さらに派生ネタとして、未央が競馬をやめる少し前に渋谷凛が穴馬狙いの予想をしているところを未央がからかって笑っている姿と、穴狙いの根拠を凛が心の声で呟く様子が描かれるシリーズも出始めている。当然、凛が来ると予想している馬はそのレースで勝つか、もしくは2、3着と好走することが後に判明している馬であり、三連複やワイド等で馬券を当てたことが推測できる仕組みとなっている。


ウマ娘アニメの感想テンプレートとして再改変され、やめずに円盤予約に走る未央も出現した。そしてついにサービス開始予定が告知された2020年12月19日には大勢の未央が祝福のメッセージとともに競馬をやめたのだった。


下記の『未央Pからの反応』では未央Pの愛好者は皆無であるように書かれているが、活動者のうち少なくとも一人は未央Pであり、本人に確認したところ「未央と競馬が好きだから続けている」との回答を受けた。

少し照れながら未央と競馬への愛を語ってくれた彼の名誉と熱意のためにも、未央Pの愛好者が皆無であるという点については否定したい。


2023年9月末現在では『競馬の有名ネットミーム』として一定の定着を見せ、マンガやスマホゲームなどで使われているが、ネットミームの常として伝播の過程で原点を離れており、346アニメ放送から10年近い年月が流れていることもあり本田未央やシンデレラガールズを知らずに投稿したり楽しんだりしている人も増えてきているようである。


ウマ娘ツインターボ競馬

ウマ娘がサービスを開始すると、今度はツインターボが競馬をやめる展開も見られるようになってきた。


ツインターボ「ターボ予想したもん!(ここに予想と展開を記してください)って」

マチカネタンホイザ「あーそれ、難しかったかも」

ナイスネイチャ「(ここに本命馬の敗因を記してください)じゃねぇ」

トレーナー「このアイディアは来年の予想に生かせるかもしれない」


ツインターボ「ナニソレヘンナノ! (ここに予想と展開を記してください)って、ひとつもあってないじゃん」

トウカイテイオー「キミに何がわかるのさ! (外れた予想など)なんて」

ツインターボ「そんなの知らない、もうターボ競馬やめる! ○○のアンポンターン!!」


そもそもツインターボが泣きじゃくるシーンの画自体が6話の未央のそれと酷似しており、意図的に似せたという説すらある。だとしたらこの流れはある意味必然だったのかも知れない。


さらに、ウマ娘が人気を博すに従って彼女らがウマ娘であるだけに


トウカイテイオー「もういい、僕が走る!」

ツインターボ「そんなの知らない! もういいよ! ターボが走る!!」


といったバージョンも出てきて競馬やめる界は長足の進歩を遂げたのである。


なお、2018年10月22日に登場した未央のSRは『トゥインクル・スター』だが競馬Pにとってトゥインクルは大井競馬場東京シティ競馬のナイターを指す言葉であるため符合に盛り上がりを見せた。この大井競馬場ではSideM(S.E.M)が公式コラボを行ったこともある。


競馬ネタについての本田未央Pからの反応

未央Pの中には6話での展開や画像をネタにされるのに難色を示す者も少なくなく(ツインターボ版も同様)、また競馬愛好家からも難色を示す声が聞かれ、嫌がる人は本気で嫌がる(未央の話題で6話を持ち出して荒らが、検索を憚られるほどには現存している)ようなので、棲み分けを心がけられたい……といってもこの手の内容は毎週競馬の話題が上がる度に恒例化しており、Twitterでの動向を見るに焼け石に水にも思える。競馬ネタに限らずこの系統での拡散者の中にデレマスPは少なくないが、未央Pはほぼ絶無と言って良い。

もともと未央P界隈ではこの回をネタ扱いされることに否定的な意見が強く(考察の議題としてはしばしば挙がるが、煽りや茶化しで言われるのを大変に嫌う)、Pixiv百科事典内の未央関連記事やニコニコ大百科でも強い言葉での牽制が多い。未央Pを標榜しつつ競馬ネタへの好意を表明するのは難しいとも思われる(多分初めからそのつもりはない)。


真に問題なのはTwitterトレンドやYahoo!リアルタイムのワードに馬名やレース名(天皇賞など)が載ると、アイマス(デレマス)と競馬の一方ないしは両方に興味のない人にも周知されてしまうことにある。特にトップツイートは一番上に来るので避けようがなく、しかも「トップ」に挙がる時点ですでに拡散されている。最初に見る未央の印象がこれになりかねないのだ。それがほぼ毎週起こる

実際に本田未央をこれで知ったという人の存在が報告され、6thLIVEでは『本田未央は毎週競馬を辞めている人程度の知識しかない』という感想も散見されており、とりあえず存在の周知に寄与しているのは確かなようだ。見方を変えれば毎週定期的に話題になるという事であり、羨望するPも存在しているようだ。武内Pもこのネタのおかげで存在を忘却されずに済んでいるという意見もある。何も言及されないのとどっちがマシなのかはよくわからない。

ここまで来たら「どのように(未央にとって)好意的なネタにするか」を、話題に上げる層と未央Pそれぞれで考えた方が建設的かもしれない。まあ前者はそもそもアンチによるヘイト創作の色も強いようなので難しいか。アンチは必ずしもコンテンツ外にのみいるとは限らない。


さらに、2021年6月20日にはピンクカメハメハの落馬をこのコピペでネタにする複数のツイートが不謹慎だとして炎上した(しかも同日中にピンクカメハメハは急性心不全で死去)。


余談だが、前述の「ウマ娘」はシンデレラガールズを中心にアイマス声優が数多く参加しており、これがアイマスPに競馬を周知させた要因として(あとこの人も)挙げられやすい。ただし、もともと年齢層が高いコンテンツであり競馬を嗜むプロデューサーは少なくない。

ニュージェネレーションうち2人の中の人も参加している中、未央役の原紗友里女史は現在参加していない。


対処方法

現状、Twitter等でこの話題を無くすことは難しいため、この話題を見たくない場合は、各自で対処するのが望ましい。SNSには、除外検索という機能が用意されている場合があるため、これを活用すると良い。Twitterであれば、「-"除外したい文章"」とすると、その言葉が検索結果から除外される。


例えば、競馬以外の未央の話題を探す場合は「未央-"当然の結果です"」や「武内P-"全然違うじゃん"」という形で検索。こうすると、「当然の結果です」や「全然違うじゃん」という言葉が含まれているツイートは除外された状態で、「未央」や「武内P」が含まれるツイートが結果に残るようになる。なお、二重引用符(「"」の事)を省くと、うまく除外できなくなる事があるので、注意。


アイマス系以外で

もちろん一般的な言葉であるためアイマス・デレマスに関係なく偶然使われることはある。

pixivでは2009年2010年に1つずつタグが付いている。


関連タグ

アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ) 武内P 本田未央

言ってないセリフシリーズ 誤記 うろ覚え ツッコミ

ちゃんみおは不憫


競馬

ウマ娘プリティーダービー ツインターボ(ウマ娘)


ネットスラング

足なんて飾りです … 類似の改変例。元台詞は「足は付いていない」「あんなの飾りです!」

おれは人間をやめるぞ! … 初期の鉄板ネタ

ワザップジョルノ … 姉妹コピペ

失みフ辞 … デレマス界隈の「やめる」ネタの先輩

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