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概要

読んで字の如く『から出した○○』に対しての通称。

意味合いとしては後出しじゃんけんとほぼ同じだが、こちらの『後出し』は勝敗が決してから勝負前には言わなかったり、明記しなかった情報などを後から出して、勝負を延長させたり、無効試合にしたり、負けを認めない卑怯なやり口をこう呼ぶ。

また、(二者択一系などの)クイズにおいても相手が答えを言ってから後出しで正解が大きく変化するような情報を出して不正解にするという卑怯卑劣なやり口もこれに該当する。

メイン画像のように『今現在起こっている出来事に対して干渉せず我関せずに徹しておいて、それが(悪い結果になる等で)終わってしまってから後出しで知った風な口で「こうすれば良かったのにバカだろ」のような意見を述べる』といったものについては『後出し公明』や『後孔明』といった呼び方がされる(中国語圏のスラングでも『事後諸葛亮』という表記で似たようなものが存在する)。

後出しで有名なもの一覧

他にもご存知の方は追記をお願いします

勝負事に関する後出し

三回勝負

じゃんけん等の勝負やゲームで負けた際に、これを宣言する事で負けを認めず勝負を延長させる。

極端な例として漫画作品『斉木楠雄のΨ難』では、本編開始前の幼稚園児の頃の主人公に(後出しの『三回勝負』をしてまで)ジャンケン勝負を挑むも全敗してしまい、『百回勝負(しかも主人公が百回勝つまでの間に自分が一回でも勝てば勝ち)』という往生際の悪い手段に打って出た保育士が登場した。

本気じゃなかった

『手加減してたから負けた』的なニュアンスで負けを認めず、本気を出しての再戦を要求する。「じゃあ最初から本気で勝負しろよ」としか言いようがない。

○○だから勝てなかった

自分の敗因を『勝負前の自分が備えていた要素(疲労や怪我、自分が使う中での最強の○○(プレイヤーキャラ、デッキ)ではないetc.)』に押し付けて負けを認めない事。

仮にそれが事実だとしても、勝負前には言わず勝負後に言うあたりカッコ悪い(往生際が悪い)以外の何物でもない。

勝負事以外での後出し

日本特撮の海外リメイク

恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降のスーパー戦隊シリーズ作品をアメリカでリメイクしたパワーレンジャーに対して後出しと呼ばれる事がある。但し、こちらは概ね肯定的な意味で用いられる。

原作でどうしてこうならなかった展開や設定が度々出ている事が理由である。

最たる例:天空大聖者マジエル同一人物設定

後付け設定

設定・世界観の後付けという身も蓋もない行為。

ストーリー等の奥行きを広げていく効果が見込まれる一方で、露骨すぎるとユーザーから白眼視される可能性が高い。(詳しくは当該記事へ)

言い訳

場合によってはリアル事情の後付けとして駆使されるケースも多々あり。

有償依頼

サービス・サイト(SkebPixivリクエスト)や内容(意見・要望・資料URLを送る等)問わず違反行為の『打ち合わせ』に該当する為、伝えたい事は依頼文で全て記述しきり、もし仮に後から何らかの形で出てきたとしても一切の口出しはしないこと。

悪女

デリヘル援助交際(パパ活)等で自分の意志と決断で男性と性行為をしておきながら、後になってから「不本意だった」「アレはレイプだった」「性的搾取された」等と言いだして自分と性行為をした男性を訴えたり慰謝料を請求するという悪質な手口を行う者もいる。

借金取り

創作作品においては『お金を貸す時には明記・明言しなかった高利などを後出しにする』『借金取り(債権者)が指定した額を、借りた相手(債務者)側が耳を揃えて全額用意して借金を完済しようとしたら、後出しで俺ルールに等しい利息等の理由をつけて額を吊り上げることで、借金を完済させない』等の悪質な手口が見られる。

関連タグ

卑怯(卑劣インチキ) ズル 事後諸葛亮

俺ルール:その内容から、後出しがセットになっていることが殆どである。

後出しじゃんけん:ジャンケンにおける後出し。

チルノのパーフェクトさんすう教室:こちらも歌詞の中で『算数の問題を出しておきながら、後出しで計算そのものが無駄となる情報を出して不正解にする』という後出しが見られる。

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