ケイト「覚醒しろレイモン!お前の中に眠るレイブラッドの血を、目覚めさせるのだ!」
概要
自分の正体を知ったレイが、ケイトとの最後の試練に挑む。
あらすじ
ケイト「それがお前の本当の名だ。レイモン。私の弟よ」
これまで何度も自分の前に立ち塞がって来たケイト。その正体は何と、レイの姉だった。彼女がこれまでレイに挑んできたのは、レイブラッド星人の後継者を決める為のレイオニクス同士の戦いで勝ち抜くために、レイを鍛えるためだったのだ。
ケイト「これが最後の勝負だ。レイモン」
一方、ZAPメンバーはようやくスペースペンドラゴンとゴースタードラゴンの修理を終え、惑星ボリス脱出の準備を迎えていた。しかし、レイを置いていけないヒュウガはハルナと共にレイの元へ向かう。
その頃、レイはゼットンとの戦いでゴモラのダメージがシンクロし始めていた。そんなレイにケイトは告げる。
「怪獣同士の戦いを通して、怪獣使いも同じ苦痛を味わう、それこそが真のレイオニクスバトルだ」と。すなわち自分の怪獣の敗北は、その怪獣を操るレイオニクス自身の死を意味していたのだ。
ゴモラの苦痛に苦しむレイ。更に突如としてキングジョーブラックが乱入する中、ついにレイが覚醒。ゴモラはEXゴモラに進化すると、キングジョーブラックを圧倒。更にはゼットンをEX超振動波で打ち負かし、レイは勝利を収めた。
ケイト「見事だ…レイモン…。私の役目は終わった…」
弟のレイの覚醒を見届けたケイトは、ゼットンが敗北した影響により、レイ達の前で消滅した。
レイは自分を迎えに来たヒュウガとハルナに対し、「自分は人間じゃないから一緒には行けない」と惑星脱出を断るが、それでもヒュウガとハルナからそれぞれ「あなたはペンドラゴンの一員よ」「お前は俺たちの大切な仲間だ。必ず連れて帰る」と告げられ、共に地球へ帰る決意をしたのだった。
そして、ついに惑星ボリス脱出に向けて発進するペンドラゴン。だが、そんな彼らの前にまたしてもキングジョーブラックが襲い掛かる。そんな絶体絶命のレイ達を救ったのは…。
登場怪獣・宇宙人
レイが覚醒した事で進化を果たしたゴモラ。その圧倒的な実力で、ゼットンやキングジョーブラックを圧勝した。
ケイトが操る怪獣かつラスボス。
キングジョーブラックとも互角に渡り合っており、如何に強力な怪獣である事がうかがえる。
ケイト「ペダン星の暴走ロボが!」
ゴモラとゼットンとの対決の最中に突如として乱入し、ゼットンと互角の戦いを行った。
その後、ボリスを脱出しようとするペンドラゴンに襲い掛かるが…。
オキ「あれは…!」
レイ「ウルトラマン!」
ヴィンセント島に封印されていたウルトラ戦士。覚醒したレイの力で封印が解かれ、ペンドラゴンを襲うキングジョーブラックを引き離した。その後、共々ボリスの爆発に飲み込まれるが…。
クマノ「ウルトラマンはどうなったんだろう?」
オキ「ウルトラマンは不死身です。絶対無事ですよ!」
余談
「レイブラッド星人は自分の遺伝子を宇宙にばらまき、怪獣を自在に操るレイオニクスと呼ばれる能力者を誕生させた…。最後に勝ち残ったレイオニクスが、レイブラッドの後継者となるのだ」
「レイモン…お前はその全てのレイオニクスと戦い、勝たなければならない…!必ず勝つのよ…レイモン…!私の…弟よ…!」
上記の台詞は、ケイトが消滅間際に、涙ながらにレイに告げた言葉である。
これまで「ヒュウガ達ZAPクルー達との間に亀裂を作る」「オキを人質に取る」など過激な行為を繰り返してはレイを苦しめてきたケイトではあったが、上記の様に、消滅の間際に肉親からの激励とも取れる言葉をレイに投げかけていることや『NEO』での態度、そしてアーケードゲームのレイブラッド星人編の最後で見せた表情などから、本来は弟思いの優しい性格の人物で、これまでの冷酷な性格も弟を覚醒させるために厳しく当たっていた為だと思われるが、詳細は不明である。
そもそも彼女はレイ以上に出自や身の上が不明であり、何故に彼の姉なのかも謎。精神体が現れたことから、元から死んでいたという可能性も否定できない。
いずれにせよケイトは、続編で再登場してからは一変して様々な場面でレイを肉親として支え続けており、レイもまた、彼女との最後の対話の後に初めて彼女を「姉さん」と呼ぶ事となった。
関連タグ
レイ ゴモラ ケイト ゼットン キングジョーブラック ウルトラマン
レイブラッド(サブタイトル)←本編→『NEO』レイオニクスハンター