我が闘争
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わがとうそう
アドルフ・ヒトラーの著書。ナチズムのバイブル。
我が闘争とは、アドルフ・ヒトラーの主著Mein Kampf(マイン・カンプ)の日本語訳タイトル。ヒトラーの自伝的内容と、反ユダヤ主義および人種主義・反共主義思想、プロパガンダ戦略、第一次世界大戦におけるドイツ帝国の敗北の理由の分析など、ナチズムの世界観が語られている。
ヒトラーがミュンヘン一揆の失敗後の投獄中に口述筆記し、第1巻は1925年、第2巻は1926年に出版された。当初はあまり売れなかったが、その後ナチスの台頭と廉価版の出版により売れ行きは伸び、1933年のナチスの政権掌握によりベストセラーになった。本書は多額の印税をヒトラーにもたらした。
日独伊三国同盟を結んでいた戦前の日本でも日本語訳が出版されたが、当時出版された多くの版では日本人を軽蔑するような表現は修正されていた。
戦後のドイツ連邦共和国ではバイエルン州に著作権が帰属しており、連邦政府およびバイエルン州政府により禁書の扱いになっていた。2016年に保護期間が終了し、パブリックドメインとなるのを機に注釈を付けた『我が闘争』がドイツで出版された。
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