曖昧さ回避
概要
中禅寺湖畔の一角であり、現代の日本列島に残された数少ない大規模な湿原だが、近年は草原化しつつある。男体山側は農地になっている。
過去には一帯のニホンジカなどの動物の主要な生息地だったが、植物を鹿から守るという名目で動物たちを締め出した結果、餌場を求めて鹿などがいろは坂に多く出没する様になり、事故も増加したと指摘されることもある。
「戦場ヶ原」という地名は、二荒山の神(蛇神)と赤城山の神(大百足)の軍勢が、中禅寺湖の水を巡ってこの湿原を舞台に争いを繰り広げたという伝説に由来している。
一帯には、菖蒲ヶ浜や赤沼など、この伝説(神話)に因んで名付けられた地名が散見される。