鬼に逢っては鬼を斬り、神に逢っては神を斬る!
絵師:木shiyo
CV:大西沙織
ぼくの名は摩耶。『概要』を引き裂くもの。お前が指揮官か……そう、なら気安く近寄らないでくれ。怪我するぞ。
艦船擬人化シューティング・ゲーム「アズールレーン」に登場するキャラクター。
中国語版では「犮」という名前だが、これは犬が駆ける様を表す中国の漢字である。
取り除く事を意味する「抜」や災い等を「祓」う、にも通じるとされる。
作中では東方の君主制国家「重桜」の艦艇として登場。シナリオ7、8章とともに実装されたが建造では出ず、比較的仲間にしやすい姉二人(特に高雄)と異なり加入はかなり難しい。
というのも8-4でのドロップにかけるしかなく、レアリティは★3(SSR)。つまりボス艦隊を倒さないと判定すら入らず、もちろん確率自体相当に低い。
同様にドロップ限定のSSRとしては赤城、加賀、鳥海もいるが、赤城&加賀が敵も弱くて周回しやすい3章なのに対してこいつは8章。
まあ鳥海に至っては12章までお預けなので彼女よりはまだマシとはいえ、摩耶を求めて周回する頃にはスタメンのレベルがカンストしていたりもするだろう。それなりには稼げるので、開発艦の経験値集めも兼ねておくとムダがない。
『キャラクター像』を手にした瞬間から、善の道から離れることが決定された。指揮官、ぼくたちは……英雄になれない
白いマフラーをなびかせる、黒いセーラー服と日本刀が特徴的なサムライガール。
姉妹3人がご立派なものをお持ちなので摩耶ももちろん…ということもなく、むしろ彼女だけは比較的に慎ましい大きさである。上二人とは年が離れているらしいのでまだ仕方ないにせよ、どうしてこうなった。
まあ、中性的なキャラクターであるので、控えめの方がこれはこれで良さが引き立てられる部分もあるだろう。
禅籍『臨済録』の「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し……」を彷彿とさせる言葉を発し、スキル名の一つも仏教の用語から着想されている。
そのスキル「魔夜・三十三天」の三十三天とは、原典の摩耶の名の由来となった、仏教寺院「仏母摩耶山 忉利天上寺」その本尊でもある釈迦の母、摩耶夫人が死後転生したと伝わる天界「忉利天」の別名である。
その一つ上の天(六欲天第3天)の名称が「夜摩天」。
武器をとり、強さを身につけること自体を悪に直結するものとし、自分と、そして共に同じ道を歩む者を「英雄になれない」と認識する。
その上で、その「悪」を義のために選び取るダークヒーロー的な精神性を持つ。
彼女の言動には余裕が乏しく、クールではあるが刺々しくもある。仲間として加入した後も指揮官に対して距離をおくスタンスをとるが、そんな彼女も姉と慕う大和に対しては安らぎのような感覚を覚え、それをふと吐露してしまうこともある。
言ったはずよ。用がないなら、『容姿』に近寄らないで。
銀髪にピンと立った犬耳がある。
同じ高雄型重巡洋艦モチーフの高雄・愛宕・鳥海が白服であるのに対して、白いラインの入った黒いセーラー服を着用。上腕部には、金糸で校章のような紋が入れられている。セーラー服の丈は短い為、おへそが丸見えになっている。
また、得物である刀の拵は高雄と愛宕が持つ刀のそれに似る。
『性能』は悪を生む。しかし今の僕達にはそれ以外の選択肢はない…
保持するスキルは、全弾発射スキルと「魔夜・三十三天」の二つ。常時発動の効果として自身の装填値を15%(最大強化時25%)上昇させ、魚雷発射のたびに15%(最大強化時30%)の確率で2回発射する。
南方海域、ソロモン、レイテ沖…この『関連イラスト』も、何もかも変わらない……
そう『関連タグ』を見つめないでくれる…?思わず斬ってしまうぞ
不律:摩耶の失望時の台詞「寄らば、シュナイデン!」は彼も言う。
装甲悪鬼村正:作中に登場する誓約の口上として「鬼に逢うては鬼を斬る 仏に逢うては仏を斬る」がある。
デイス(アズールレーン):史実で雷撃を食らい、摩耶は沈んだ。