概要
年齢・下の名前ともに不明。戦前生まれで独身であることのみ明らかになっている。
三ノ輪家に代々仕える執事で、現在は主に三ノ輪聖の身辺を世話している。
執事らしく控えめで気が利く人物であり、バイク部の面々の間にも違和感なく紛れ込んでいる。
子供の頃から使用人として仕えている。当時は女系家族であったため、メイド服を着ていた。
また、バイクに乗ると気持ちが若返ると共に本当に若返ることができ、その際は聖以外のバイク部メンバーには「早川ヒカリ」という偽名を用い、隠し子ということにしていた。
しかし、意地っ張りですぐムキになり、大事なものを見失うところまで若返ってしまうために、反省して元に戻った。
シベリア抑留(※1)を経験しており、その際にバイクテクニックを覚えたらしい。バイクテクには自信があり、来夢先輩とは良きライバル関係である。
聖が普通二輪免許を取得するまで、彼女をサイドカーに乗せてツーリングなどに行っていた。職業柄付き合いがいいのか、バイク部の遊びにもよく付き合っている。
なぜかバイク部の面々と混浴していても誰も気に留めず(OVAでは岩陰に隠れるように変更)、聖以外との接点も少ない。
聖にバイクの免許を取らせることを自分の最後の仕事と考えており、彼女が免許を取得してからは、バイク部には同行していない。それ以降も聖の付き人としてたびたび登場している。
愛車
ナナハンをこよなく愛し、リッターバイクが当たり前になった現在も頑としてナナハンに乗り続ける。
聖のためならば、限定生産のバイクをサイドカーに改造することも厭わない。
MVアグスタ・F4セリエオロ
聖の祖父のコレクションであり、原作11話までの搭乗車。
サイドカー仕様。世界限定300台・日本限定25台しか発売されていないバイクのため、後述のイモラレプリカ共々天野恩紗から「もったいない」と言われている。
北海道ツーリングの際、出航してしまったフェリーにタラップから飛び乗ろうとして失敗、水没する。クレーンで回収されているものの、その後は登場しない。
ドゥカティ・750SSイモラレプリカ
早川の私物だが、水没したセリエオロの代わりにサイドカー仕様に改造された。
購入時、輸入業者の手違いでミラーとウィンカーが来なかったため、スーパーカブのウィンカーが残念な位置についている。
早川は「ドゥカティが壊れやすいのは偏見だ」という信念を持っており、エンジンが吹っ飛んでも「後付のウィンカーが接触不良を起こした」と言い張り、聖に内緒でスペアと交換した。
アニメ版ではセリエオロは登場せず、初登場時からイモラレプリカに搭乗している。
本作は、バイク走行音のほとんどが本物からサンプリングされているが、イモラレプリカの調達は不可能に近いため、量産型750SSからの録音となっている。
それでも貴重品には変わりなく、商品や展示品ではなく、ドゥカティ東京ウエストスタッフの私物を借り受けて録音されている。
関連タグ
根本健 容姿のモデル。
脚注
※1:登場時はズバリ「シベリア抑留」と言っていたのだが、不謹慎ネタと取られたのか連載中期以降は「ツベリア」表記が使われている。コミックスも初期の版ではそのまま収録されたが、後々修正されるかもしれない。