概要
1984年10月7日から1985年9月29日まで日本テレビ系列局の一部ほかにて全51話が放送された。スタジオぴえろが初めて制作したロボットアニメである。
宇宙から来た侵略者の手から太陽系を守るべく、4人の少年少女と巨大ロボが立ち向かう明快単純なストーリー。ロボ戦だけでなく、強化服を纏い専用マシンに乗り込む、等身大アクションも用意されているのが特徴。
この時期のスーパーロボットは衰退時期に進んでいるため、元々半年間の予定であったが好評を受け延長されており、そのためストーリーも前半と後半で分割できる形になっている。
海外では一部設定を変更して『Saber Rider and the Star Sheriffs(セイバー・ライダー&スターシェリフズ)』というタイトルで放送されている。息の長い人気があったようで2011年にはゲームソフトが発売されてたってんだから驚きである。
2002年発売のDVDがあまりに高騰化しすぎたため、視聴への道は絶望的。CSで時折放送されるのを待つ方がよいかもしれない(これまではチャンネルNECO、AT-Xなどで放送)。
また、期間限定ながらスーパーロボット大戦X-Ωに参戦したことがある。
ストーリー
2069年、人類が太陽系に完全進出しテラフォーミングをほどこされた木星・土星圏内に移民するようになった時代。太陽系の平和は、デスキュラ星人によって壊された。デスキュラ星人の侵略行為を止めるべく、太陽系連邦軍は立ち上がり一度はデスキュラ星人を敗走させた。それから15年の時が流れ、再び太陽系侵略に乗り出したデスキュラ星人に対し、地球連邦事務総長シャルル・ルヴェールは巨大変形ロボ「ビスマルク」を造り「ビスマルクチーム」を結成、連邦との連携が進まない衛星ガニメデに派遣する。
主役ロボ・ビスマルクについて
大型宇宙船からテンガロンハットとマント姿のガンマンを連想させる人型に変形する巨大マシン。頭部に搭乗。拳は高層ビルを腕の一振で倒壊させ、蹴りすら山を打ち崩す。外套もビーム砲の攻撃すら傷を付けられない程に頑丈。
携行武器はハンドガン型の「ロングトム」のみだが格闘戦もやってのけ、ミサイルも内蔵。
全砲門を前方に向けて放つ必殺技「オルガニックフォーメーション」はまさしく必殺の威力を誇る。
終盤はロングトムに代わってマント裏にビームマシンガンを備え、ミサイルポッドも増設された。
劇中、宇宙船形態のまま敵を倒したことも何度かある。
男性メンバー三人が各々使うマシン(ロードレオン、アローストライカー、ドナテルロ)も搭載している(ちなみにドナテルロはスペースホースという機械の馬)。
登場人物
ビスマルクチーム
- 輝進児(CV:塩屋翼)
- ビル・ウィルコックス(CV:井上和彦)
- リチャード・ランスロット(CV:島田敏)
- マリアン・ルヴェール(CV:神代智恵)
太陽系連邦軍
- シャルル・ルヴェール事務総長(CV:糸博)
デスキュラ星人
母星が滅亡し、移住した暗黒星メテウスも寿命が近づいたため太陽系に侵攻した異星人。
太陽系で人間の姿で活動するには大量の水を摂取する必要があり、死ぬと一瞬で蒸発する。
本来の姿は奇怪なベムのような姿をしているという設定だが、ドラマに生かしにくくなるためこの設定は一部の回でわずかに使われた程度。
独裁者ヒューザー総統の命でガニメデにザトラー隊長をはじめとする部隊が送り込まれたが、ザトラーの戦死によって全軍撤退。中盤はメテウスを放棄して人工惑星ヘルペリデスから太陽系の他の植民惑星に魔の手を伸ばす。
主題歌
オープニングテーマ
『不思議CALL ME』
作詞:大津あきら、作曲:鈴木キサブロー、編曲:戸塚修、歌:MIO
エンディングテーマ
『夢銀河』
作詞:大津あきら、作曲:鈴木キサブロー、編曲:戸塚修、歌:MIO
関連タグ
忍者戦士飛影 - 後番組
ビスマルク(艦隊これくしょん) - やはりというか時々ネタにされている
UFOロボグレンダイザー:こちらも海外で人気があり、遂にはゲーム化されることに。