概要
ゲーム『逆転裁判6』のDLCとして用意されたエピソード。
本編の後日談として描かれたエピソードとなっており、主人公・成歩堂龍一の逆転劇が、久々の顔ぶれと充実のボリュームをもって繰り広げられる。
事件内容
- 事件現場‥‥飛行船・フライングチャペル号
結婚式の披露宴会場も兼ねる飛行船。
ハグルマパークという場所の係留地に止められた状態で捜査を進めていく。
- 事件発生日時‥‥9月20日
裁判は同月22,3日にかけて行われる。
- 状況
被害者の死因は、会場に飾られていたしかけ時計《タイムマシン》による撲殺。後頭部を1回殴られた後、側頭部へのもう一撃によって死に至った。
飾られていた灯籠の中から現れた被害者の死体の前で、凶器を手に立つ被告人の姿が、親族に目撃されている。
関連情報
- 八久留間航空
事件の背景に存在する企業。レインボーエアライン‥‥略して“RAL”を運営する有名な航空会社として語られる。牛がトレードマーク。
先祖代々、人類の移動手段に貢献してきた企業とのことで、政界や法曹界‥‥各界に絶大な影響力を持っている。
- 結婚披露宴
事件発覚より以前‥‥午後7時から10時まで行われた結婚式。
事件は、その披露宴の後片付けの最中に発覚した。
- 1年前の交通事故
今回の事件発生から遡って3月8日、自動車による事故が発生。今回の事件関係者一部を中心として、八久留間航空のその後に大きな影響を及ぼす事態となっている。
関係者
担当弁護士。
最近仕事がないとして、成歩堂なんでも事務所にて暇を持て余す様子を見せていたが、突然の来客をキッカケに、事件の捜査及び裁判に臨むこととなる。
霊媒師。
最近、海外での修行を終えて、日本へ帰還してきたとのこと。
事件の知らせを受けて、成歩堂と久しぶりのコンビ復活。成歩堂の横に立って、彼を支える。
- 大津部雫
被告人。結婚式の花嫁役。
身寄りがなく、住み込みで働いていた八久留間航空の八久留間家の家政婦。
事件発覚直後、八久留間家のもとで拘束されていたが脱走。警察に追われながら成歩堂のもとへ現れ、彼に弁護を任せる。
披露宴の後、襲われて殺害されそうになっていたら、披露宴前まで時間が巻き戻ったと語り、タイムトラベラーを自称する。
担当検事。
検事局長という立場にあるが、八久留間航空からの「穏便に済ませろ」という旨の“圧力”に対して、圧力には屈しないという姿勢を見せ、法廷で成歩堂と対決することとなる。
- 米倉静次
被害者。八久留間家の使用人のリーダーで、雫の上司にあたる。
マジメだが、何を考えているかわからないとして、カゲで“ネクラ”さんと呼ばれていた模様。
披露宴の後、計画に従って被告人の殺害を試みるが、返り討ちにあう形で失敗して死亡。
1年前の交通事故を起こした運転手として知られている。
成歩堂にはおなじみの裁判長。
懐かしい面々を前に、同窓会気分。
証人
科学捜査官。担当刑事として事件の説明を行う。
御剣のファンであるとして、今回の法廷では上機嫌な様子。
目撃者。依頼人。“天流斎マシス”を名乗る絵本作家。
ウェルカムボードを届けるべく訪れた飛行船にて、雫の脱走を手引き。彼女とともに成歩堂のもとに登場すると、成歩堂に雫の弁護を依頼。さらに、真宵や御剣にも連絡を入れて、久々の顔ぶれを法廷に巻き込んでいく。
飛行船内での行動や犯行への関与の可能性について証言する。
- 十文字一治
執事。1年前に現れ、八久留間家の一切を任されている。八久留間航空の修理部門の部長も兼任し、右肩に「ナナホシくん8号マークII」なる多機能な肩メカを装備する。
親族とともに現場を発見して事件を通報した他、事件発生を考慮しつつ、関係者全員の行動について、指示を与えていたとして証言台に現れる。
- 八久留間来人
結婚式の花婿役。両親や親族から猛反対を受けながら式を決行した。
八久留間航空の次期社長でもあり、天才発明家として飛行船の設計も行っていた模様。
身の回りのこと全てを十文字に一任し、十文字の判断を自分の判断として語る。
1年前の交通事故で瀕死状態から一命を取り留めて以来、メモ魔と化し、タイムマシンの研究に没頭している。
披露宴の後に被害者から襲撃を受けたこと、及びその後の行動について証言する。
その他
成歩堂龍一の養女。マジシャン。
マジックの練習の傍ら、事務所の掃除から、会計処理。予定まで管理している模様。
成歩堂の事務所所属の新人弁護士。
依頼がなくて法廷に立てないという現状により、みぬきの手伝いが主な業務のようで、みぬきに追い回されてマジックの練習に向かわされる様子が度々確認できる。
- 八久留間ひかり
来人の姉。故人。
八久留間航空の次期社長のはずだったが、1年前‥‥婚約発表パーティに向かう途中、交通事故によって死亡。