月の眼計画
つきのめけいかく
「これ以上世界は成長する必要はない 無限の月読の中でただ眠っていればいい…」
うちはマダラがトビ/うちはオビトや暁を使って実行した壮大な計画。
輪廻天生の術によるマダラの完全復活と十尾の復活、さらにマダラが十尾の人柱力となってその膨大なチャクラで幻術を月に投影し、無限月読を発動して全ての人々を幻術の世界に引き込み理想の世界を創ることを目的とするというもの。
千手柱間との死闘の末に死亡したと思われていたマダラだったが、実は生きており、柱間の細胞を手に入れ、地底深くに潜んで傷口にその細胞を移植していた。
そして寿命が尽きかけた時、輪廻眼を開眼。これにより六道仙人によって月に封印されていた十尾の抜け殻、外道魔像を口寄せすることができるようになり、魔像からチャクラを供給することによって生き長らえていた。
さらに魔像を触媒にし、柱間の細胞を培養してゼツを作り出し、ゼツを使って後にペインとして暁を率いることとなる長門に輪廻眼を移植するという計画の一端を進めていたところ、神無毘橋の戦いで岩に押しつぶされ、地底へ転落してきたオビトを発見。
マダラは瀕死の彼を救い出し、自身の代わりとなる計画の遂行者としてオビトを利用しようと画策するが、まだ善の心を喪っておらず、ミナト班との合流を果たそうとするオビトには反発される。
そのためマダラはオビトの想い人であったのはらリンを死亡させ、オビトを闇に落とすことに成功。動けなくなった自分の代わりとしてオビトに計画の遂行を託し、マダラは一旦この世を去ることとなった。
マダラが死亡した現代ではオビトがマダラとして計画を進めていく。
オビトは自身と共に計画に賛同した長門ことペイン率いる暁を裏から掌握してマダラ復活に向けて、着々と計画を進行させる。
うずまきナルトとの交戦・対話によって心を入れ替えた長門の裏切りや薬師カブトによる穢土転生などのアクシデントで計画が狂うこともあったが、第四次忍界大戦にて遂にマダラが復活。
オビトと合流し、マダラはとうとう計画の最終段階へ進み出す。
マダラが五影や各里の忍たちを次々に圧倒してる間にオビトが十尾の人柱力となるも、ナルトの説得によって善の心を取り戻したオビトに裏切られ、マダラとオビトは決別する。
今度はマダラ自身が人柱力となって猛威を振るい、マイト・ガイやナルト達と激闘を繰り広げる。
最終的には無限月読の発動に成功し、「月の眼計画」は成功したと思われたのだが…。