木野ひまり
きのひまり
木野ひまりとは、漫画およびアニメ『ささやくように恋を唄う』の主人公である。
猫派で、自宅では「マロ太」という名前の猫を飼っている。パスタが好き。
無邪気で甘え上手な子犬系女子で、感情が表に出やすい。感情表現としてよく頭に犬耳が描かれる。頭身がデフォルメされて描かれることも多い。
いわゆる天然ジゴロで、事あるごとにその言動が無意識に周囲の人間を惹きつけるている。
親友の水口未希とは小中高と同じで、高校では中学1年生以来、初めて同じクラスになった。
入学した高校の新入生歓迎会のライブで演奏したガールズバンド「SSGIRLS」のボーカル、朝凪依に「一目ボレ」した。
しかしそれはあくまでファンとしての一目ボレであり、恋愛感情ではないのだが、言葉足らずなため依を誤解させてしまった。しかもそれだけでなく、依から恋愛の意味で一目ボレされてもいたのだが、それを知る由もなかった。
依が放課後に一人屋上でギターを弾いているのを知り、ほぼ毎日会いに行くようになる。
雨の日は屋上で会えないことに気付き、わざわざ依の教室にまで訪ねていき、どうすれば会えるか相談しに行くほど。
ある日、依を誘って2人きりで遊びに行き、その帰りに恋愛の意味で告白される。
それ以来、今まで意識したことがなかった恋愛について深く考えるようになり、「好きってなんだろう」と思い悩んでいく。
いったん(前向きな意味で)答えを保留するが、水口亜季から自分も依が好きなのだと聴かされ、依との関係についてさらに深く悩むようになる。
依が正式にSSGIRLSに加入するにあたり、ひまりは時間を持て余すように。縁があって料理研究部に入部することになり、2年生の里宮百々花とも親しくなる。
それまでは未希にしかできていなかった悩み相談を百々花にも打ち明けるようになる。
最終的にSSGIRLSのライブを再び観賞して改めて依にホレ直し、遂に告白を受け入れる。
⇒ 依ひま
その少し前から百々花を通じてSSGIRLSのライバルバンド「ローレライ」のメンバーとの交流も始まり、特に泉志帆と打ち解ける。
しかし志帆が元SSGIRLSのメンバーで、理由も告げず脱退したため険悪なムードのままであることを知る。
ひまりは何とか亜季と志帆の仲を取り持とうと策を弄するが、逆に話がこじれ、志帆の要求でローレライのマネージャーを務めることになってしまう。
しかし部活の延長だからと前向きにマネージャーを務めつつ、亜季と志帆が仲直りできる方法を模索していく。そしてそれは文化祭で実を結ぶことになる。
ひまりの持ち前の天真爛漫さのお陰か、なかなか他人に心を開かない志帆もひまりには心を許し、自らの過去やローレライ結成の経緯を話している。
他者を決して悪く言うことのないひまりだが、志帆に依のことを侮辱された際は珍しく強い不快感を露わにし、依を嫌っている理由を追及した。
他方、マネージャーを始めてからも依と一緒の時間を大切にし、恋人として関係を進展させようと口へのキスをねだる。しかし依は密かに嫉妬を募らせてしまっていた。
夏祭りの花火大会にて、ひまりは依との関係の悪化を恐れ、本音を話して欲しいと懇願。依の本音を聴き、依の歌が特別であることは何があっても変わらず、今後は密接にコミュニケーションをとっていくことを約束。安心した依と花火が打ち上がる中でファーストキスを果たす。
このあとひまりは依の家に泊まり、同じベッドで寝ることになるのだが、依を誘惑する小悪魔っぷりを発揮し、その末――
文化祭の最中や終了後でも、依といちゃいちゃを繰り広げる。日々言動が大胆になりつつあり、そのたびに依の理性をグラつかせている。
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