概要
アキ志帆とは『ささやくように恋を唄う』に登場する水口亜季と泉志帆のカップリングである。
物語の主人公である木野ひまりと朝凪依が恋人関係になって以降の展開の肝となっている2人である。
謎の確執
ガールズバンド「SSGIRLS」にベーシストとして所属している亜季と、ライバルバンド「ローレライ」にギタリスト兼ボーカルとして所属している志帆。
両者の間には何かしらの確執があるらしく、特に志帆の方は亜季と顔を合わせるたび嫌味を言ったり憎まれ口を叩いたりして挑発している。その矛先は亜季本人だけでなく、SSGIRLS(特に新入りの依)に対し向くこともある。
志帆は入学してから軽音部の複数のバンドに馴染めず転々としていた。そこで亜季がSSGIRLSに招き入れ、お互い充実した生活が始まる。亜季は志帆を親友だと思っており、このまま楽しく活動を続けていくものだと思っていたのだが――
ところがある日突然、志帆がSSGIRLSのバンドとしてのレベルがなかなか向上しないことについて不満を露わにし、亜季と口論になった末脱退。それ以来ほぼ絶交状態となってしまう。
当事者である亜季にとっても青天の霹靂で、志帆がSSGIRLSを脱退した本当の理由があると踏んで問いかけ続けているのだが、そのたびにはぐらかされて終わっている。亜季は何とか志帆と仲直りしたいと考えているのだが、どうすればいいのか分からず途方に暮れる。
真相 ※ネタバレ注意
SSGIRLSのレベルの低さはあくまで表向きの理由で、実は志帆が失恋したことが脱退の本当の理由であった。
志帆は密かに亜季に対し恋愛感情を抱いていた。ある日、亜季にその想いを伝えようと決意する。ところがその矢先、亜季の依への想い(依アキ)を知ってしまう。志帆は叶わぬ想いを抱えたまま亜季の傍にい続けることができず、脱退という選択を取らざるを得なかった。
しかしその後も志帆が亜季への未練を残している描写が時折差し込まれている。依に対しきつい態度をとっていたのも亜季の心を奪われたのが原因。
文化祭にて、ひまりのサポートもあり、亜季は遂に志帆の想いを知ることとなる。それとは裏腹に志帆は亜季に対し絶縁を宣言する。
それでも亜季は志帆が所属していた時代の持ち歌をライブで披露し、聴いていた志帆に現在の気持ちを打ち明ける。それが功を奏し、和解と相成った。
ただしその後、志帆は「ただの友だちになんか戻る気ないから」といって亜季の頬にキスしている。
表記揺れ
あきしほ ※公式では「アキ志帆」表記が使われている。
関連タグ
SSGIRLS ローレライ(ささやくように恋を唄う) 依アキ