棚下照生
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たなかてるお
日本の漫画家。(1934年3月22日 - 2003年)
日本の漫画家。(1934年3月22日 - 2003年)本名:田中照生。宮崎県延岡市生まれ。
代表作は『ヒマラヤ天兵』(1959年)、『めくらのお市物語』(1967年)、『旅がらすくれないお仙』(1968年)など(いずれもドラマ化している)。妻は元女優の松山容子。メイン画像は『小手丸鉄平』。1951年、17歳の時『ハンスと魔王』(鶴書房)でデビュー。
少年誌への投稿漫画がきっかけで寺田ヒロオと知り合い、親交を深めた。真面目な性格であった寺田と対照的に棚下は酒を愛し無頼漢な性格の持ち主であったが、そんな彼だからこそ、寺田にとって、唯一の悩みを打ち明けられる仲でもあった。
1960年代に発表された棚下の作品群は、後の、かなりシリアスな話のメディアとして機能するメディアとして、漫画を認知させる一助となっている。
棚下の『めくらのお市』が実写映画となった際に、主役を演じたのが当時アクション女優の松山容子であった(昭和の頃にこんなんがあった)。
またその原作の1話『ねじれ花』で、主人公お市が、自身を
と言っている。
70年代以降は青年誌を中心とした劇画の隆盛に押され、発表作も激減し、不遇な面もあった。棚下が副業として新宿区で営んでいたミュージックパブには時折、手塚治虫が訪れ、得意のピアノ演奏を披露したりしていたという。
91年、盟友の寺田を看取り(自殺に近い死に方であったという証言を残している)、その12年後に肝硬変で死去した。
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